サイト『生きる意味の「正体」教えてやるにゃー』
第9章『将来 100%滅亡する、われわれ「生物」2』
『太陽の影響』による滅亡を、いかに 回避するか?


■『太陽の影響』による滅亡を、
いかに 回避するか?


『生きのびるために
太陽系内を渡り歩く、
未来の地球生物』


執筆日 2018年 12月23日   最終更新日 2020年 05月02日





さて…

もし 人間さんたちが、

「宇宙空間や 月面に、
街を造れるようになった」

と 仮定すると…





「全生物」とは
いかないまでも、

われわれ 地球上の生物の、
「地球外への退避・移住」

可能になることになります。





これにより、

もし 地球表面で
「壊滅的な被害を出す 災害」

が 発生しても、

『地球生物滅亡』という
最悪の事態だけは、


回避できる可能性が
出てきた
わけです。





ふきは、複雑な思いで
うなずきました。





生物が 命をつなぐため
とはいえ、

ふるさと「地球」から
旅立たなくてはならない
とは、

なんとも
哀しいことです…




しかし、

「ならば、地球に とどまり続けて
滅亡するか?」
と 問われれば、

それは
「まっぴらゴメン」
です。




我々は、生きのびたい
ですし…

我々の子孫たちにも、
生きのびてほしい

からです。


 






…でもさ。

「月」だと
マズいんじゃないの?

10何億年後
ぐらいになると… さ。





ネック の 指摘に、
ふき は ギクリとしました。





そ、そう言えば
そうだよね。

『太陽』が…





その通りです、
ネックさん。

先日 お話しした通り、

「太陽の放つエネルギー」が、
わずかずつとはいえ、
年々 強まっております。





たとえ地球上から
脱出したとしても、

「地球の近くの 宇宙空間」
「月面」では、

結局 10数億年後には、
太陽の熱に やられて…


われわれの子孫は、
生きのびることは
できない
のです。



  






そのため、

太陽から遠くなっていく
「ハビタブルゾーン」に
合わせる
ように…





我々 生物も、

住む場所を、少しずつ
太陽から遠い場所に
変えていかなければ
なりません。





という事は…

「月」のような
地面の上ではなく、

宇宙空間に浮かぶ
『スペースコロニー』
などに 住むほうが良い…

という事でしょうか?




かみね の 案に、

ミューラー
うなずきました。











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『もしかしたら火星が、
未来の 地球生物の
第2の故郷になるかも?』





はい、

それが 現時点で、
最も 現実味のある
回避策
だと思います。





太陽の熱が
強くなってくる前に、

あらかじめ大量の
スペースコロニーを、


「今の地球よりも 少し
太陽から離れた場所」に
造っておき…


地球が暮らせなく
なってきたら、
移住 する…





その後、

さらに 太陽の熱が
強くなってきたら、

さらに離れた場所に
スペースコロニー自体を
『移動』させる
か…





あるいは、

そうした場所に
新たなコロニー群を
『あらかじめ建造』

しておき、

長年 使ってきたコロニーを
放棄したうえで 移住 する…





そうした行為の
繰り返しの中で、
生きのびていく
のが…

未来の 地球生物の日々
なのかもしれませんね。





そんな ミューラー の 話を
聞いていた ふき は…

ハタと 気がつきました。





あれ?
でも まてよ?

その調子で
「ハビタブルゾーン」が
外へ外へ 移動していく
と、

もしかして、
そのうち『火星』に…





ふき の 言葉に、

ミューラー
うなずきました





そうなのです、
ふきくん。

今は われわれが住むには
寒すぎる「火星」も、

太陽のエネルギーが
強くなっていった
何億年後か には、

「ハビタブルゾーン」に
含まれていく可能性が
ある
のです。





もしかしたら、

遠い未来の
地球生物たちは、

「火星」の 表面に
人工都市を造って
暮らしている

かもしれませんね。





宇宙空間に浮かぶ
スペースコロニーであれば、

「太陽からの距離」は
変えやすい
ですが…


やはり、
「星の地面」の上で暮らす
安心感や利便性・安全性は、
「空間」とは ケタ違い
ですから。






なにか 凄い話
なってきました。



生きのびるために、
月や火星、

あるいは
その近辺の宇宙空間へと、
太陽系内を渡り歩く
のが、

未来の地球生物の生活 とは…


  






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