■ そして、ネックは言いました(3/4)





決めゼリフを放った
ネック は、

ただ静かに、

ふき の顔を
見つめています。







一方の ふき は、

奈落の底に
突き落とされたような
大きなショック
に、


うつろな視点と
半開きの口で、

呆然と立ちつくして
いたのですが…








そのとき、

彼の中の
精一杯の反抗心が、

ムックリと頭を
もたげたのでした。





り、理由を…

ネックさん…

オレの 「しあわせ」が
ダメだっていう
具体的な理由
聞かせてくださいよ!





「ダメだ ダメだ」って、
批判するだけなら簡単だし、

そんなんじゃ、
こっちも 全然
納得できません
よ!


自分で言ってて、
「ズルい」と思わないんですか、
そういうの…!







ふき としては、

ネック に 激怒されるのを
覚悟で 言い放った

この言葉だったのですが…



当の ネック は、
怒るどころか、

むしろ
「その言葉を待っていた」
かのように、

深く うなずいたのでした。





もちろん、
理由は説明するよ?


『それを 教える』
ために


あたしは、
あんたンち に来た

んだからね。





そして、

ふき に… というより、

自分自身に
言い聞かせるように


こう続けたのでした。






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