★ トンビが街にやってきた(6/7)
(ミューラー登場)





このトンビ、

なぜか人間の言葉も
しゃべれるようですし…


ちょっと うちに
あがってもらって、

いろいろ ゆっくりと
語り合ってみたい…




ふき は、そんな気持ちに
なってきたのでした。


  






いや〜、

トンビさんの ご家族に
そんなに喜んで
いただけたのなら、

肉まんを
「差し上げた」
オレとしても、
鼻が高いですよ。





ま、ま、
きたない所ですが、

とりあえず
遠慮なく上がって
くつろいでください。


自分、「一人暮らし」なんで、
なにも遠慮されることは
ありませ… あ!





そのとき ふき は、

今の自分が
「一人暮らし」ではない
ことに 気づきました。









お客さん、
誰だったのよ?

ふき




部屋の奥から
玄関に出てきたのは、

言うまでもなく、
白いメス猫 ネックさん






おや? さすがは ふきくん。

こんな素敵な女性と、
生活を共にして
おいでだったのですね。


私などが あがりこんで、
お二方の おじゃま だったり
しませんでしょうか?





トンビの紳士が、

そんなことを言って
ニッコリほほえんだので、


ふき は ムキになって
まくしたてました。





いや!

こいつは
勝手に 公園から
ついてきただけなん…






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