★ トンビが街にやってきた(7/7)
(ミューラー登場)





そこまで
わめいたところで、


『ぎぇっ!』




と 突然 ヘンな悲鳴をあげて、

玄関に うずくまって
しまった ふき







その足元で ネック が、

自分のことを軽くあつかう
発言をした ふき の、

その「弁慶の泣き所」
一閃した 自分のツメ を、
静かに しまいました。








そして、

トンビの紳士に
ほほえみながら、

その、白く ほっそりした前足
優雅に差し出すのでした。





ま、こいつとは
色々あんのよ。

あたし、ネック


あんたね?

キツネの じいさん が、
「後で 派遣する」
って 言ってたのは?





トンビの紳士は、
その言葉を受け、

それまでの
にこやか なほほえみを
さらに パッと輝かせました。




はい。

『 ミューラー 』
と 申します。


そうでしたか…

あなたが「ご依頼主」
だったのですね。





そして、
ネック の前足や、
ふき の手に、

自分の羽根を
「握手」するように
重ねました。





よろしく お願いします、
ネックさん!

そして、ふきくん!



  






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