■「お金」の価値は、
変動させられてしまう (4/7)






「貯金」 と聞いて、

ふき はギョッとして、

持っていた預金通帳を
握りしめました。







たとえば ふき くん が、
30才の時点で「1億円」を
貯金した
としますね。


今の時代の
「30才で1億円の貯金」
といえば、

贅沢をしなければ、
ギリギリ一生
暮らしていけるほどの、

シッカリした大金です。





ところが、
これが 30年後、

ふき くんが
定年になった頃
に、

「世の中の お金の価値が
変動して、
10分の1 になっていた」…


としたら、
どうなるでしょう?







「どうなるでしょう」
へったくれも ありません。


自分の 1億円 が、
なぜか 1000万円 に
ちぢんでしまったも 同然です。







今の世の中、
1年間 暮らすのに
数100万円ほどは必要

なので、

1000万ぐらいの貯金では、

せいぜい「5年」もてば
良いほうでは
ないでしょうか…?




つまり、
年金を考えなければ、

定年して 5年後には、
無一文になってしまう

わけです。


そんな
未来の自分を想像して、

ふき は、ゾッ
震えあがりました。






もちろん、

10倍もの価値変動が
簡単に起こるとは
思えませんが、

先ほどの ミューラー
たとえ話は、

「30歳の時点で、
1億円を貯めていたとして」

という前提で
語られたものです。



普通のサラリーマンなら、

「2000万円」ぐらい
貯めるのも
難しいでしょう。



2000万円が、
1000万円の価値に
下がるのには、

ほんの
『 2分の1の価値変動 』

事足りてしまいます。




それは、

結構 簡単に
起こりうる事態

言えるのでは
ないでしょうか?








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