★ 見習い神さまは キツネ娘(5/5)





ふきたちが、
そんな話に 花を咲かせて
いたところ…


  



ふいに 玄関のドアが

カリカリカリ…
と 音を立てました。




ネック が 帰宅して、

ドアを開けて
自分を中に入れるよう、

引っかいて
催促しているのです。






ふき が ドアを開けると、

ネック
特に お礼も言わず、

スッと部屋の中に
歩いて行きました。




そして、
かみね を見つけると、

ニヤリと笑って、一言





お、来たね?

『 覗き見 ギツネ 』。






その一言で、
また 真っ青な半泣き顔が
戻ってきた かみね


そんな彼女を、
ミューラー と2人で
必死になぐさめる ふき


  








なーんで、ここまで
口が悪いのかね、

この白猫は…





ふきは、そんな
ため息をつきつつも、

自分の家に、また、
一時的とはいえ
新たな家族が増えた
ことに、


困ったような、

でも ちょっと
うれしい
ような、

そんな気持ちが
湧いてくるのでした。









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