■『恋』を無限化してみる(4/4)
『恋愛は、単なる心のアクセサリーではない』





今 思い返してみると、

ふき と 彼女の
付き合いは、

いつも
「目先」ばかりでした。



具体的な
2人の『将来』について
話し合ったことなど、

ただの一度も
無かった
のです。








心のどこかで 相手を、

「自分の満たされない心を埋める
アクセサリー」
程度にしか
思っていなかった
2人にとって、


「恋愛関係」が自然に消滅した
今の状態こそが、

遅かれ早かれ
訪れることが確定していた
唯一の『将来』

だったように、

今の ふき には
思えてならないのでした。










ドンマイだよ? ふき




ネック が めずらしく
そんな なぐさめを言って、

前足で、
ふき の横腹あたりを
グーパンチしました。




でも 今の ふき には、

不思議と 寂しさよりも、

胸の中がスッキリ
したような感覚

があるのです。




それは、

「自分は恋をしている!」
と思い込んでいた
勘違いの停滞
から、

結果的とはいえ
「1歩」を踏み出せた
ことへの、

「小さな誇り」から生まれる
さわやかさ

かもしれません。









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