■「しあわせ」の正体は『生存本能』(6/7)





ね、やっぱ ふき のやつ、
言ったでしょ?

『俺ら人間だけは違う!』って。


こいつは まだまだ、
こーゆう思い上がった
とこが あんのよ。





うーむ…

さすがは、
私たちより長く
ふきくん と 暮らしている
ネックさん ですね。


私は、ふきくん は、
スンナリと納得してくれる
思っていたのですが…





ただ、

こっちのほうが、
私も「解説の しがい」
があるので、

楽しいと言えば
楽しい展開ですよね。





どうやら ネックたち は、

ふき の こうした反応を、
ある程度 予想して
いたようです。






頭に血がのぼって
放った一言で、

ネックたち を
怒らせてしまった
かと
うろたえた ふき は、


安心感で 気がぬけて、

その場にヘナヘナと
座りこんだのでした。






そんな ふき に、

ミューラー は やさしく
こう言いました。




ふきくん、

「 自分だけが生き残ろうと
すること 」


『 自分の生存確率を上げようと
すること 』
は、

決して 愚かなことでは
ありませんよ?





むしろ、この「事実」を
『 愚か 』だと 決めつけて


無理に そこから
目をそらして
生きてしまっている
からこそ…





今の世の中の
多くの人間さんたちが、

一見 すごく幸せそうな
生活を送りつつも、

本来の『 生きる意味 』を
見失って、


心の底で苦しみながら
生きている


のではないでしょうか?






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