■「恋」を、生存本能で考える(3/4)





大切なファイルを
「コピー」することで、

入れ物である
パソコンが替わっても、

過去から
積み上げられてきた
『大切なデータ』は、

未来に
引き継がれていく…





それは まるで、

「恋」をし、結婚をした
生物の DNA が、

生まれてくる子供の中に、
自らを「コピー」することで、

はるか昔から
積み上げられてきた
『生存のための知識』を、

親から子へ、
子から孫へ… と、
未来に引き継いでいく


ようなものでは
ないでしょうか?








  


ふきかみね も、

しばらく 発すべき言葉が
見つかりませんでした。




DNA の 超性能 には、
驚愕するほか ありません。



本来なら、

その生物が
死んでしまった時点で
失われる
「自分を生成するための情報」を、


『自分のコピー(子孫)』
を 作ることで、


完全消滅から
まぬがれる
とは…




DNA の、恐ろしいまでの
『 生存への執念 』



ふきは そこに、

畏敬(いけい)すら
感じるのでした。









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