■ DNA の生存本能で、
『損得』について考えてみる(4/5)






どう? ふき

お金持ちになったら、
「自分の感じ方」が…

『 主観 』
変わっちゃったでしょ?





しばし、
お金持ちの空想に
ただよっていた ふき は、

ネック の言葉に
ハッと「ミジメ(?)な現実」に
引き戻されつつも…


苦笑しながら
うなずきました。





うん…

もう絶対、
「買い物で悩むこと」は
無くなると思うよ。


「得だ」「損だ」とかいう感覚は
ちっぽけすぎて
存在しない
ような…

そんな感じすら するなぁ。





ふき の 感想を聞いた
ミューラー は、

「そうでしょう そうでしょう」と、
うれしそうに
うなずきました。





お金が あり余って、

「お金を払う」という行為に、
リスクを感じなく
なれば、

『 得も 損も、
存在しないも同然 』

に なるのです。





それは 逆に言えば、

『 自分自身の「生存」が
多少なりとも左右される
(リスクが生じる)からこそ、

生物は そこに、
「損得」を感じる 』


という事では ないでしょうか?






「…あっ!」

  



まったく関係のない方向に
話が進んでいるように
感じていた
ふきかみね は、

この ミューラー の結論に、

お互い 顔を見合わせました。






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