■ DNA の 生存本能で、
『善悪』を考える(4/5)

『主観によって
変わってしまう善悪』





なんという事
でしょう。



「単体(本人)の 視点」
考えていたときは、

とても 明瞭に見えた
『 善 と 悪 』
が…



「3人 それぞれの価値観」を、
他の2人と
組み合わせたり、

それを見ている「第三者」を
配置していくに
したがって、

見え方が、どんどん
変化していってしまう

のです…






横で話を聞いていた
かみね も 混乱して、

ふき と、ネック
ミューラー の顔を、

かわるがわる
忙しそうに
見るばかりでした。







しかし、ふき
混乱の中にあっても、

かみね よりも早く、
「解答」に辿りついた
ようでした。






もしかして…

主観 … が 原因?





ミューラー が、

「おお!」と、
うれしそうに
声を上げました。








よく憶えてたね、ふき

ご名答。





『 善とか悪 』って
ほんとは、

『自分にとって、
得か? 損か?』

ってだけの、

すごい単純で
分かりやすいもの

のはず なんだよね。





しかし、
そうした「主観」…

『 DNA の 生存本能』
による ものの見方
は、

言うまでもなく、
「誰もが、それぞれに」
持っています。





そのため、

かかわってる人間が
2人 3人… と
増えていくと、

主観と主観が
ぶつかり合って、


『善悪の見え方』が
どんどん複雑で
不明瞭に なってしまう

わけなのです…





( それで、さっきの話は、

登場人物が
増えるにしたがって、
善悪がアイマイ
なっちゃったのか… )





自分自身の「気づき」と、
ネックたち の 解説で、

ふき も ようやく
混乱を脱しました。



かみね も 遅ればせながら、
理解に達したようです。








DNA が、

「自分自身の生存確率を
上げるもの」


つまり、
「自分にとって 得と
感じられるもの」

『最高の善』と 認識し、

その DNA が
生物 それぞれの中に、
入っている
以上…





「善悪の 見え方」は、
それこそ、

『 この世の生物の数と
同じぐらい、
さまざまに存在する 』


と 言えます。





それが つまり…


『 この世の 善悪が、
アヤフヤで 流動的 』


である
理由だったのです。






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