■ 滅亡の原因は、『天体衝突』?(3/5)





その通りです、ふきくん。

「ケレス」 は 現在は、
その大きさから

「小惑星」 ではなく
「準惑星」 に分類
されて
いるそうですが、

かつて小惑星と呼ばれていた
天体の中では最大

のものになります。




次いで、

「パラス」 (520キロ)
「ベスタ」 (500キロ)
「ジュノー」 (234キロ)


などが、代表的で大きな
小惑星になりますね。




しかし、ほとんどの小惑星は、
直径100キロにも
満たないもの
なのだとか…


そんな小惑星たちが、
現在、軌道が分かっている
ものだけでも

30万個以上
発見されているそうです。





こういう知識を語るときの
ミューラー は、

本っ当に イキイキ
しているよなぁ… と、

ふき は 話を聞きながら
ちょっと苦笑するのでした。





ただ、この話を聞いて、

ふき の 不安は
増大しました。



恐竜時代に、生物を
ほぼ絶滅させた小惑星


10〜15キロメートル
だったそうですが、

小惑星「ケレス」 の直径は、

それとは比べ物に
ならないほど巨大
です。



それに、

分かっているだけでも
30万個以上 の小惑星が
浮かんでいる この太陽系…


その中の どれかが
地球にぶつかり、

再び生物絶滅の危機が
訪れる可能性もある

のではないでしょうか?





ふき が、そんな自分の不安を
おそるおそる 打ち明けると、

ミューラー の 回答は
こうでした。




まず、「ケレス」 のような
大きな小惑星についてですが、

これは 心配する必要は
無いものと思われます。



というのも、

質量が大きいだけに
軌道も安定している
ので、

予想外のコースを進んで
地球に激突するといった
ことにも ならないのです。




ただ、仮に 「ケレス」 のような
大きな小惑星が
地球に ぶつかったとしたら、

恐ろしい事態に
なってしまう
でしょう…


「K-Pg境界」 のときの隕石を
仮に 13キロメートルとした場合、

ケレスの直径は その
73倍 もあるため、

質量は、実に

39万倍 にも 及びます。




そんな代物に
激突などされたら、

地球は、形が変わってしまう
かもしれませんし…


そんな事態になったら、

もはや 生物の存続は
絶望的
でしょう…





ケレスのような規模の
小惑星がぶつかれば、

地球の生物は
まちがいなく絶滅しますが…



とりあえず、

そうした巨大小惑星による
衝突の危険性だけは
低そうだ
と分かり、

ふき は 胸を
なでおろしたのでした。








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