■ 100% 無くなる、この宇宙(4/10)




『人類や、
われわれ生物は


将来 必ず、100%、
滅亡してしまう』…




ふき も、明確に
思い出してきました。





そうです。

たしかに
ミューラー は あの日、

ふきたちに、
そう 断言していました。




でも、考えてみると

それは変では
ないでしょうか?






というのも、

この宇宙の中の、
「生存に適した恒星系」を、

なんとか うまく
渡り歩いて行く

ことさえできれば、
(その成功率は 非常に小さいとはいえ)


少なくとも 地球生物は、
滅亡だけは
まぬがれられる

はずなのです。



なのに どうして、

『滅亡 が 確定』
ということに
なってしまうのでしょう??

  





たしかに、

ある惑星の寿命が
つきる前に、別の惑星へ

ある恒星系の寿命が
つきる前に、別の恒星系へ
「移住」していくことで、

取りあえず われわれが
生存環境を確保しつづける
ことは可能です。





でもですね、

ふきくん…




ミューラー が、

ふき の 目を
まっすぐ見つめました。





『この宇宙自体の 寿命』
が 来てしまったら、


もう 我々の
移住できる場所は、


どこにも 存在しなく
なってしまう
のです…






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