■ 100% 無くなる、この宇宙(9/10)





ふき は、

今までの ネックたちとの
話し合いを通じて、


この地球が住めなくなる前に、
地球外に脱出
し、

太陽の寿命が来る前に、
太陽系外に脱出
して、

その後は、
宇宙を渡り歩くことで、

自分たちの子孫(DNA)を
永遠に存続していける

信じていました。






でも、

「この宇宙そのもの」までが
死を迎える
のだとしたら、

我々は一体、

どこに逃げれば
良いのでしょう??








ビッグバンによって
生まれた宇宙で、

長い長い年月をかけて
育まれてきた
我々生物が、


逆に、この「宇宙」という
閉鎖空間の中で、

長い長い時間をかけて
滅んでいくしかない

のだとしたら…



私たちには そもそも
『生きる意味』

『生きる理由』など、

最初から無かった
とすら言えるのでは
ないでしょうか?


    





あまりに
ショックの大きい結論に、

ふき は 自分自身が、

パサパサの抜け殻
なったような気持ちに
なってしまいました…



そして、

半開きになった その口で、

無意識に、こんな言葉を
つぶやいたのです…





僕らは やっぱり、

この宇宙の中で
干からびていくしか
無い
んだね…


あの日 見た、

『岩のクボミの 魚たち』
のように…






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