■ 100% 無くなる、この宇宙(10/10)





ふき は、

キョトンとした
顔を上げて、

無言で ネックたちを
見つめました。







今 自分は、

なにを
言ったんだろう…?


「岩のクボミ」?

「魚たち」??







うろたえる ふき に、

かみね は 不思議そうに
目をパチパチさせて、
首をかしげ、





ネック
ミューラー は、

とても なつかしそうで、
とても 寂しそうな目を、

ただ、ふき
向けるのでした…

  





いよいよ、
ふきくんの記憶が戻る日
が 来たようですね…


私と海辺で会った あの日、
ふきくんは一体、
何を見たのか…?


ネックさんと会った あの日、
ふきくんは
あの懐かしい公園に、
何をしに行ったのか…



私は この日が
待ち遠しい一方で、

できれば ずっと
訪れてほしくなかった
ようにも思います。


ただ、今 1つだけ、
確実に言えるのは…

『間にあって、
本当に良かった』

という事だけです。




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