■「生物滅亡」を
回避できるかもしれない
『一縷(いちる)の望み』?
(5/5)

『ふき、ついに 本当の 本物の、
「生きる意味の 正体」
(生物の共通目的)に 辿り着く』





だけど いつか、

この宇宙が 停止する
ときが来て、

あたしたちが
『滅亡』しちゃったら…





そうやって
生み出してきた
「生きる意味」も、

結局 最後は
『無意味』で
終わっちゃう
ことに
なるんじゃないかな…





たしかに その通りです。


どんなに長いときをかけ、
どんなに高く積み上げた
「生きる意味」(知識)も、

地球上の知的生命体が
『絶滅』してしまえば、


いっしょに
消滅してしまう
のです。

 






でもね。


そんな 寂しい
「運命」ってやつが…





もしかしたら、

ふきたち『人間』の力で
変えられるかもしれない…





『この宇宙が終わる前に、
別の宇宙を見つけて、
そこに 旅立つ』

ことができたら、

『あたしたちのDNAを
受け継いだ子孫たちは、


もっともっと
遠い未来まで
生き続けられる』

かもしれない…





これって、

生存本能に 振り回される
「自己満足な 生きる意味(?)」

とは ぜんぜん違う、

地球生物 みんなが
心から望んでいる、

共通の
『生きる意味(目標)』


って事に
なるんじゃないかな。






『全地球生物 共通の、
生きる意味(目標)』







話が壮大すぎて、

すぐには
答えることもできず、

ただ ネック の 言葉に
耳を傾けつづける
ふき でしたが…



その体の中には、

今まで感じた事もなかった
「熱い気持ち」が、


フツフツと
燃えてくるのでした。





それは、

自分が今まで語ってきた
数々の「しあわせ」



それによって得られた
「幸福感」や「充実感」とは、

根本的にレベルが違う、
「衝撃的な感覚」
でした。

 




それは いわば、

自分の中の、
深い 深い 深い所にある、

『自分の DNAを、
未来永劫 残したいという、
根源的で 利己的な 欲求』
と、


『自分が生きている間に
世の中(宇宙)に対して
やるべき行動目標
(生きる意味)』

とが、


最初から合わさることが
運命づけられていた
2つの歯車
のごとく、

寸分たがわず ガッチリと
噛み合わさるときが来た…



そんな感覚だったのです。


  






ふき は かつて、

『岩の柱のクボミに
取り残された 小魚たち』

と 出会ったことで、

「この宇宙から
逃げ出すこともできずに
ひからび 絶滅していくことを
運命づけられた、
自分たち生物の未来」

を 垣間見て、

その『事実』を
冷たく 悟りました…







しかし 今、

ふき の 中に
燃えている
のは、

『このまま 黙って
「絶滅」するのではなく、


この世界(宇宙)を、
命の続くかぎり
解き明かし、


万に1つの
「生存」の 可能性を
見つけ出したい!』


という、

「事実」を 受け入れた上での、
『目的意識への 悟り』
です。





「絶望」は…

『可能性』を
全部 試した後で
すればいいんだ。




その 強い思いを軸に、

ふき
今まで自分が感じていた
「しあわせ」について、


再検討を 始める のでした。


  





『宇宙は、1つではない
かもしれない』


この「可能性」
どのタイミングで
ふきくんに伝えるかを、
私は常に悩んできました。


『宇宙は いつか終わる』
という事実だけでは
「絶望」しか生まれませんが、

単なる「可能性」を
『確実な希望』のように勘違い

されてしまっては、

それもまた、「問題の先送り」
にしかなりません…




『宇宙の寿命には 限りがある』
という「事実」を、
つらくても 前提として
受け入れる『覚悟』



それを ふきくんが
持ったからこそ、

『この宇宙を理解し
そこから旅立つ事の、
重要性・可能性』

へ 突き進む気概が、
彼の中に 生まれてくれたのです。


「自画自賛」と
お笑いください。

私は今、
本当に うれしいのです。

ふきくんは、
『間に合って』くれました





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