■ 僕らは死んで、
宇宙に還(かえ)る(1/4)

『本当の意味での 輪廻転生』


執筆日 2019年 11月10日   最終更新日 2019年 11月25日





あれ…

そういえば…




ここで ふき は、
ハタと 気がつきました。





でも それじゃあ、

さっき ネック さんの
言っていた、

『 お父さんと
同じものになれる 』

っていうのは、

結局 どういう
意味なの??





ネック は、
ふき の 質問には答えず、

「よろしくね」
という感じに
ミューラー の 顔を
見ました。





トンビ紳士は、
ニッコリと ほほえみます。





ネックさん の
おっしゃられる通り、

私たち 生き物は
ある意味、

死後は 皆、
『同じものになる』

のです。





先ほど、

『輪廻転生』
(りんね てんしょう)

という 概念について
お話ししましたよね?





ふきかみね
うなずきました。

  





「輪廻転生」は
あくまで『概念』ですが…


実は この世界では

実際に、さまざまな
生物との間で、

グルグルとした「循環」が
行われている
のです。






そ、それって、

『霊』の !??





ギョッとした ふき に、

ミューラー
ほえみながら、

「いえいえ」
首を振りました。




分かりやすい所では、

『食物連鎖』
(しょくもつ れんさ)
などが
そうですよね。





『食物連鎖』

その言葉なら、
ふき も 知っています。








私たち生物が、
死んでしまう と…

その死体は、
「微生物」たちによって
分解
されます。


微生物たちは、
その土地の土を
豊かにします
から、

植物も よく
育つようになります。





すると 当然、

そこで暮らす
「草食系の動物」たち も、

豊富な食べ物の おかげで
豊かな暮らしができる

ようになり…


その 草食動物たちを
食べて生きている
「肉食動物」たち にも、

同様の恩恵が
もたらされます。





このように
「私たち生物の命」は、

それが 亡くなることで、
『微生物の栄養』となって
地面に拡散
し…


別の生物が
生きていくための
「素」となることが
できる
のです。



  






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