★ ふき、白猫に世の中をグチる(1/4)





この物語の主人公
『 ふき 』は、

20代なかば
少し すぎた、

ゲーム会社に勤める
会社員
です。








今日は、実に 3年ぶり に、

この、近所の
大きな公園 に、
足をのばしたのですが…



なぜ 3年もたった今、
急に この公園を
訪れる気になった
のか、

それが、今の ふき には、

なぜか どうしても
思い出せない
のでした。







ふき は しばらく、

不安げに何度か
首をかしげて
おりましたが…



頭がハッキリしてくるに
したがって、

最近 会社で味わっている
「イヤな あれこれ」

思い出されてきて…



眉をしかめ、

鼻の穴から、
不満タップリの
ためいき


「むふーー…」
吹き出しました。




あーあ…

世の中なんて、
バカばっかだよな〜




ふき
そう つぶやくと、

スラリとした愛らしい
白猫 に 向きなおり、

ちょっと、
自嘲の笑みを
浮かべました。




聞いてくれますか、

猫さん…?





そんな独りごとを
皮きりに、

ふき は、
静かに こちらを
見上げている 白猫 に、

自分の最近のグチ
語りはじめたのでした。


  






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