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第0章『白猫ネックと 出会った日』→ ふき、白猫を相手に 世の中をグチる |
この物語の主人公 『 ふき 』は、 20代なかばを 少し すぎた、 ゲーム会社に勤める 会社員 です。 今日は、実に 3年ぶり に、 この、近所の 大きな公園 に、 足をのばしたのですが… なぜ 3年も たった今、 急に この公園を 訪れる気になった のか、 それが、 今の ふき には、 なぜか どうしても 思い出せない のです。 ふき は しばらく不安げに、 何度も 首をかしげて おりましたが… 頭がハッキリしてくるに したがって、 最近、会社で味わっている 『イヤな あれこれ』が 思い出されてきて… 眉をしかめ、 鼻の穴から、 不満タップリの ためいき を 「むふーー…」 と 吹き出しました。 | |
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そう つぶやくと ふきは、 自分の脇に座っている スラリとした愛らしい 白猫 を 見つめつつ、 ちょっと 自嘲ぎみな笑みを 浮かべました。 | |
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そんな独りごとを皮きりに、 ふき は、 静かに こちらを 見上げている 白猫 に、 自分の最近のグチ を 語りはじめたのでした。 | |
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白猫 は、 ただ 静かに、 ふき を 見上げています。 |