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第0章『白猫ネックと 出会った日』→ 生意気な白猫を お持ち帰り |
白猫を 夜空に かかげたまま、 頭上を見ていた ふき … その腕が、 じょじょに ガタガタと ふるえだしました。 そのせいで ゆるんだ ふきの 両手から、 スルリと抜け出した 白猫 が、 地面に降り立ち… ふるえる ふき を ジロリと見上げて、 あらためて、こんな事を しゃべりはじめたのです。 | |
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( じ じ じ 自分は、 仕事のストレスで き き 気が変になって しまったのだろ だろうか…? あるいは、あ あ アレですか? ど ど ど 「ドッキリカメラ」 とかいう… やつ?? ) そんな 混乱のウズの 中にいる ふき に、 白猫の とどめの一撃 が くわえられました。 | |
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混乱していた ふき が 最初に 絶叫 したのは、 この言葉でした。 「猫が しゃべっている」 ことよりも、 自分のことを 『不幸者』と 言われた ことのほうが、 よほど はるかに、 ショックだった のです。 そんな ふき を しばらく見つめていた 白猫 でしたが… その口元に、唐突に 笑みが うかびました。 |