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第0章『白猫ネックと 出会った日』→ 生意気な白猫を お持ち帰り |
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普段の ふき なら、 こんな「しゃべる猫」に 遭遇した場合、 両手を「バンザイ」の 形に上げて、 『オバケーー!』と 悲鳴を発し、 スタコラサッサと逃げている ところですが… このときばかりは、 違っておりました。 | |
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白猫 の 言葉が よほど こたえたらしく、 完全に 対決する 心構え に なっていたのです。 | |
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タンカを切った ふきに 対して、 白猫 が 両方の前足を、 差し出しました。 | |
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意味が分からず、 固まってしまった ふき に、 白猫 は 続けました。 | |
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これには ふき も、 ちょっと 迷いましたが… 『不幸者』呼ばわりされた その「理由」だけは、 なにがなんでも 聞き出さずにおれません。 それに、ふきの 住まいは 賃貸マンション ですが、 「ペットOK」の 物件です。 この猫をつれ帰って しばらく 住まわせても、 まったく問題ないのです。 ふき の 腹は、 決まりました。 | |
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そう言って、 自分を抱きあげた ふき に、 白猫は こう 命じました。 | |
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