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第0章『白猫ネックと 出会った日』→ 生意気な白猫を お持ち帰り |
そんな 白猫の 態度に、 「なんて 贅沢な ノラ猫なんだ…」 と、イラリと しかけた ふき でしたが… | |
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と、ふと 気がついたりも しました。 予想外の出費 に 少しアセりましたが、 とりあえず お財布の中をはたいて 必要なものは すべて購入でき、 ふき は ほっと 一安心… 夜空の下を、 ガタンガタンと 「大荷物」の音を響かせて、 大汗をかきつつ、 ふき が 自宅を目ざして 歩いて行きます… 不本意ながら、 これから しばらく同居する 白猫… そんな彼女が使う、 「トイレ」や「砂」に、 「猫缶」・「カリカリごはん」… さらには、 その 白猫本体 まで 抱えさせられて… その道中で、 本当に 今さらながら 気がついた ふき は、 白猫 に たずねて みたのでした。 | |
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腕の中の 白猫 が、 しずかに ふきを 見上げました。 | |
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ふき は、 首をかしげつつ、 街灯の光が やさしくそそぐ 夜の道 を、 歩いていきます… | |
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そんな ふき の 腕の中から、 自分が今まで住んでいた 公園 のほうを 振り返った ネック は… ふき も 気づかない 小さな声で、 こう つぶやいたのでした。 | |
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ふき の、 「その後の人生」を 激変させた、 『 生涯 忘れることの できない 3ヶ月 』は、 この夜、 こうして 幕を上げたのでした。 | |
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