サイト『生きる意味の「正体」教えてやるにゃー』→
第1章『オレって しあわせ!』→ オレって しあわせ!!! |
| |
|
|
| |
|
|
外は まだまだ 1月の寒さ が 厳しい、 土曜の昼下がり … ここは、ふき の自宅である 賃貸マンション の リビングです。 そこに置かれた 小さなソファに、 だらしなく座りながら、 「テレビの ニュース」を 見ていた ふき は、 唐突に そんな事を 語りはじめた のでした。 そんな ふき から 少し離れたところ、 同じソファの端に チンマリ座って 静かに 毛づくろい を しているのは、 1週間前に つれ帰った、 しゃべる白猫 『ネック』さん。 ふき が、この1週間ほど、 この 小さな白猫 と いっしょに暮してみて 分かったこと… そして、本人(?)の口から 切れ切れに語られた 過去の思い出話 によると… やはり ネック は、 生まれて 1年ほどは、 人間の家で 暮らしていた そうです。 ところが、 今から 3年ほど前… ネック の 飼い主 であった、 一人暮らしの おじいさん が、 なにかの事情で 急に、 息子夫婦のいる 隣の県に 引っ越す ことになった のだとか。 しかも、 お孫さんが『猫アレルギー』 であった事などから、 どうしても ネック を 連れて行くことができず… 悩みぬいた おじいさん は、 泣く泣く、 近所にあった あの公園 に、 ネック を 置いていく ことに したのだそうです… もともと あの公園には 捨て猫・のら猫が多く、 普段から 近所の方々や 公園を訪れる人たちが、 猫たちに 好意的に 接してくれている のを 見ていたことも、 おじいさん が、 あの公園を 選んだ理由 だったようです。 | |
| |
ちなみに、 その おじいさん は、 ネック に かなり シッカリとした教育 を しておいてくれたようで、 本来 必要な 「トイレの しつけ」なども この白猫は 教えるまでもなく スンナリこなし … アッというまに ふきの 部屋に なじんで、 ゴーイングマイウェイに 過ごしつつ、 今日に至る のでした。 |