サイト『生きる意味の「正体」教えてやるにゃー』
第1章『オレって しあわせ!』
オレって しあわせ!!!


■ オレって、しあわせ!!!
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『白猫ネック、
「ふき」との生活に すぐ慣れる』


執筆日 2013年頃   最終更新日 2023年 10月13日





まあ、

今さら 自分自身 で言うのも
アレなんだけどさ…




オレって、
『 幸せ者 』だよな〜〜





外は まだまだ
1月の寒さ が 厳しい、
土曜の昼下がり


ここは、ふき の自宅である
賃貸マンション の リビングです。



そこに置かれた 小さなソファに、
だらしなく座りながら、
「テレビの ニュース」
見ていた ふき は、

唐突に そんな事を
語りはじめた
のでした。






そんな ふき から
少し離れたところ、

同じソファの端に チンマリ座って
静かに 毛づくろい
しているのは、

1週間前に つれ帰った、
しゃべる白猫
ネック』さん。







ふき が、この1週間ほど、

この 小さな白猫
いっしょに暮してみて
分かったこと…


そして、本人(?)の口から
切れ切れに語られた
過去の思い出話 によると…



やはり ネック は、

生まれて 1年ほどは、
人間の家で 暮らしていた

そうです。






ところが、
今から 3年ほど前


ネック の 飼い主 であった、
一人暮らしの おじいさん が、

なにかの事情で 急に、
息子夫婦のいる 隣の県に 引っ越す
ことになった
のだとか。



しかも、
お孫さんが『猫アレルギー』
であった事などから、

どうしても ネック
連れて行くことができず…




悩みぬいた おじいさん は、

泣く泣く
近所にあった あの公園 に、
ネック を 置いていく ことに
したのだそうです…





もともと あの公園には
捨て猫・のら猫が多く、

普段から 近所の方々や
公園を訪れる人たちが、
猫たちに 好意的に
接してくれている
のを
見ていたことも、

おじいさん が、
あの公園を 選んだ理由
だったようです。


   




ちなみに、
その おじいさん は、

ネックかなり
シッカリとした教育

しておいてくれたようで、


本来 必要な
「トイレの しつけ」なども

この白猫は
教えるまでもなく
スンナリこなし




アッというまに
ふきの 部屋に なじんで、

ゴーイングマイウェイに
過ごしつつ、
今日に至る
のでした。

  






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