■ ネックさん、今日こそ言わせて
もらいますけどね(1/3)






毛づくろいを終えて
満足げに くつろぐ ネック を、

ただただ 半泣きで
見つめている ふき

  





で、いつもなら、

反論もできずに
このまま ペシャンと
へこんでしまう
のが、

彼の 今までの
パターンでした。



ところが 今日は、
何か 思うところ
あったようで…


何度か ためらった後、

ついに意を決して、
こう 切り出したのでした。






あ… あのですね、
ネックさん…


オレぁ、今日こそ
言わせてもらいますよ?




…何をよ?







自分の 10分の1 ほどの
体積しかないのに、

ときに 凄まじい
気性の荒さ
を見せる
このメスの白猫に

ジロリと にらみ上げられ…


ふき は 早くも、
当初の気力が
折れそうになりました。








それでも、ネック
この家に来てからの、

この半月間の「屈辱の日々」
を 思い返し…



必死の勇気(?) を
ふりしぼって、

「フフン」 と 不敵な笑顔を
作ったのでした。





あ、あなたは どうも、

オレを「見下してる」気がして
ならないんですけど…


これでもオレ、
今の日本人の中では
「かなりマシな部類」
というか…




むしろ、

結構 いろんな「しあわせ」
獲得できてる
『 中流層 』だと、

自分では 思ってますよ?





という事で、今日は
そのあたりの「真実」を

キチンと あなたに
叩き込ん…






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