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第1章『オレって しあわせ!』→ ネックさん、今日こそ 言わせてもらうけどさ |
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いつものように、 怒鳴られる か、 ヘタすると、また するどいツメが 自分の足に一閃される のでは…?? と、ビクビクしていた ふき の 耳に、 意外にも ネック の 「承諾の声」が届いたのは、 そのときでした。 | |
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ふき の 顔に、 パーッ! と 喜びの色が 広がりました。 その表情は、 | |
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…といった 思い上がりの色 に 満ち満ちていたので、 ふき を 見つめる ネック の 目が、 またも ギロリ と キツくなりました… その目に たじろいで、 また、心が 50センチほど 後ずさった ふき でしたが… 必死に 不敵な笑み を維持して、 余裕ぶって ネック に 向き合うと… 「さて…」と 人差し指を立てて、 『自分の しあわせ』を 語り始めたのでした。 ソファの上で ゆったりと丸まっている ネック は、 そんな ふき を、 「お手並み 拝見w」 と ばかりに、 余裕の ほほえみで 見つめるのでした。 | |
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そんな 不思議なこと を、 ふき にも聞こえない 小声で つぶやきながら… |