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第1章『オレって しあわせ!』→ ネックさん、今日こそ 言わせてもらいますけどね |
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…うん。 分かった。 |
いつものように、 怒鳴られる か、 ヘタすると、また するどいツメが 自分の足に一閃される のでは…?? と、ビクビクしていた ふき の 耳に、 意外にも ネック の「承諾の声」が 届いたのは、 そのときでした。 ![]() | |
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聞いてやろう じゃないの? あんたが そこまで 自信を持ってる、 『 中流の しあわせの数々 』 て やつを… さ。 |
ふき の 顔に、 パーッ! と 喜びの色が 広がりました。 ![]() その表情は、 | |
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ようやくこれで、 この 生意気な猫 に、 『オレの しあわせぶり』 を 理解させて、 オレを尊敬させる ことができるwww! |
…といった 思い上がりの色 にも 満ち満ちていたので、 ふき を 見つめる ネック の 目が、 またも ギロリと キツくなりました… ![]() その目に たじろいで、 また、心が 50センチほど 後ずさった ふき でしたが… ![]() 必死に 不敵な笑み を 維持して、 余裕ぶって ネック に 向き合うと… 「さて…」と 人差し指を立てて、 『自分の しあわせ』を 語り始めたのでした。 ![]() ソファの上で ゆったりと丸まっている ネック は、 そんな ふき を、 「お手並み 拝見w」 と ばかりに、 余裕の ほほえみで 見つめるのでした。 | |
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( この家に来て、もう1週間か… 多分、向こうも、 『準備が ほぼ終わってる』 頃だろうし… いいタイミングだね。) |
そんな 不思議なこと を、 ふき にも聞こえない 小声で つぶやきながら… ![]() ![]() |