■『友だち』が たくさん
いるから しあわせ(1/2)






人は、1人では

生きていけないのさ…





そんなことを、

フッ と、ニヒルな
薄笑いを浮かべて
自慢げに語る ふき を、


ネックフッ と、
鼻で苦笑しました。










世の中には、

友だちすらいない
孤独なヤツらも
たくさんいますけど…


多くの友人に
囲まれているのが
当たり前

自分からすると、

そんな連中の人生は
悲惨すぎて、


もう、同情しか
わいてきませんね。





ふき の 話を
聞いていた ネック は、

ちょっと首をかしげて
たずねました。




…あれ?

あんた そんなに
友だち いたっけ?





ネック は、ここしばらく
ふき と いっしょに
暮らしていますが、

彼の友人が
たずねて来たのを

一度も見たことが
無かったのです。




しかし ふき は、
そんな ネック に、



いますとも!



と、力強く 言い放ち、

ポケットから
スマホを取り出しました。




この アドレス帳を、
ご覧あれ!





ネック が その画面を
のぞきこむと、

そこには、

数100件にも及ぼうかという、
たくさんの人たちのアドレス

が 登録されておりました。





この 「足立くん」 は、
中学校の同級生…

次の 「伊勢さん」 は、
うちの下請けの営業さん…


次から次へと
友人が増えて、

もう スマホのアドレス帳が
整理しきれないほどですよ〜




こんなペースで
友だちが増えていったら、

いつか自分、

世界中の人と
友だちになっちゃう

かも しれませんね〜






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