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第1章『オレって しあわせ!』→ 『健康』だから、自分は幸せ |
ここまで、 ネック を相手に、 鼻息荒く 『自分の しあわせ』を 語ってきた ふき でしたが… ふき が 普段から 「しあわせ」と 感じていた要素は、 もう 出つくして、 「残弾0」という感じです。 ただ、気持ちよく 話してきた一方で、 ふき の中に、なにか こう、 漠然とした不安 が、 わいてきているのも 確かでした。 これまで、 どちらかといえば 自分を 小バカ にしてきた ネックが、 今回、あまりにも素直に 最後まで話を聞いて くれたことが、 逆に 引っかかる のです。 | |
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そんな ふき の 不安を 裏打ちするように、 | |
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と、念を押すような ことを言いながら、 ネック が、 寝ていたソファーから 体を起こし、 キチンと座り直しています。 ( ヤバイ! なにか 他に無いか? 自分の『しあわせ』は… 誇れる『しあわせ』は… ) そんな 慌てふためく ふき が、 最後 に、本当にムリヤリ しぼり出した 弾は… | |
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…の 一言でした。 ふき の 意外な言葉に、 ネック が、キョトン顔で こちらを見つめています … そんな ネック の 視線から 目をそらすように、 ふき は 腕をふりまわして 主張を 続行 しました。 | |
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大汗をかきながら 主張しているうちに、 意外に シヅシマが合い… それどころか なにか、 『 今まで自分が語ってきた 「しあわせ」の 総決算 』 のようになって、 ふき は 正直、 自分自身で ビックリ していました。 当初は 不可解な顔を していた ネック も、 話を聞き終わると、 しばらく 目をつぶり、 あごの下を前足で コリコリと かきながら、 | |
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…と、ちょっと 考えこんでいる 様子です。 とにもかくにも、 これで 本当の本当に、 ふき の 主張は 出つくしました。 ネック は、ふき の 「しあわせ」について、 どのような評価を 下すのでしょうか…? 考えこんでいた ネック が、 静かに 顔を上げました。 いよいよ、 『そのとき』が 来たようです。 |