■ そして、ネックは言いました(1/4)





ひと通り、
「自分の しあわせ」
語り終わった ふき は、

「ふぅ…」と、
一息をつきました。







もちろん 所々、
言い足りないところも
ありましたが、


自分が いかに
「他人より しあわせか」
を、

こうして改めて 言葉にし、
再認識するという行為
は、

ふき にとって、
快感に満ちた時間
でも ありました。






ネックさん も、
相当 ビックリした
だろうなぁ…


この話が始まる前は、

オレのことを
『目クソが、
鼻クソを笑ってる』

とかなんとか言って

バカにしていたけど…)





(そのオレが 実は、
こんなに いろいろな
「しあわせ」
持ってた上に…


そうした
「しあわせ」について、

オレ自身 ちゃーんと
「考えて 自覚していた」

ことまで

知らされちゃった
わけなんだから…)







ネック の感想を、
待ちわびる
ふき にとっては、

とてつもなく長く感じた、
わずか 30秒ほどの
沈黙の果てに…




ネック は静かに…


しかし一言一言、
念を押すように、

語りだしました。









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