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第1章『オレって しあわせ!』→ そして、ネックは言いました |
ひと通り、 『自分の しあわせ』を 語り終わった ふき は、 「ふぅ…」と、 一息をつきました。 ![]() もちろん 所々、 言い足りないところも ありましたが、 自分が いかに 『他人より しあわせか』を、 こうして改めて 言葉にし、 再認識するという行為 は、 ふき にとって、 快感に満ちた時間 でも ありました。 | |
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( ネックさん も、 相当 ビックリした だろうなぁ… この話が始まる前は、 オレのことを 『目クソが、 鼻クソを笑ってる』 とかなんとか言って バカにしていたけど…) |
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(そのオレが 実は、 こんなに いろいろな 「しあわせ」を 持ってた上に… そうした 「しあわせ」について、 オレ自身 ちゃーんと 「考えて 自覚していた」 ことまで 知らされちゃった わけなんだから…) |
そんなふうに ちょっとニヤけながら、 感想を待ちわびる ふき に、 ネック は 静かに… しかし 一言一言、 念を押すように、 語りだしました。 | |
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ふき … あたし、この家に来て 本当に良かったよ。 |
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ようやく 分かって くれましたか、 ネック さん!! |
ふき の 頭の中に、 カラ〜ン コロ〜ン と、 清らかな鐘の音が 鳴り響きました。 | |
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だって、 あたしが来なきゃ、 あんたみたいな 『バカな 不幸者』が、 「自分は しあわせ者だ〜〜」とか 勘違いして 増長して、 周りの人たちや 世の中の 「迷惑」に なり続けてた かも しんないんだからね… |
![]() てっきり 「認められた」のだと、 勘違いして 増長しつつ あった ふき … そんな彼の心を 粉砕するかのごとく、 鉄槌のような、 ネック の 決めゼリフが、 冷徹に 打ちおろされました。 | |
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やっぱ、あんた ダメだわ。 クズは このまま生きてても 「資源のムダ使い」にしか ならないんだから、 今すぐ 死になさいよ バカ!! |
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