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第1章『オレって しあわせ!』→ ふきの思い出話 『戸郷さんの言葉』 |
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『違和感』を 感じて… それを、『忘れずに ずっと憶えていた』… |
そう つぶやいて、 また黙ってしまった 上司の顔を、 ふき は 怪訝な表情で 見つめました。 ![]() | |
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それは… これからの人生で、 ふきくんの『武器』に なるかもしれない ね。 |
戸郷さんの 不可解な褒め方に、 ふきは「はぁ…」と よく分からない気持ちのまま うなずいたのでした。 ![]() その日以降、 ふきが レポートを書くとき、 彼の頭の中には必ず 戸郷さんの この言葉が よみがえるようになりました。 『枝葉を はらってみたら どうだろう? ふきくん』 ![]() ふきの レポートが、 開発チームから徐々に 高い評価 を 得られるようになったり、 ふき自身が この知識を元に バイトの子たちに教育 を するようになるのは、 何ヶ月か後の話です。 ![]() そして、 ふき にとって こうした思考が 日常的になっていった 結果、 ある重大な副作用 が 彼に現れはじめるのは… さらに数年が経ってからの 事なのでした。 ![]() |
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偉そうに「社会人の責任」 とか 言ってても、 やっぱ ふき って 抜けてるよね〜 ただ、これ読んでる あんたたちは、 なんで こんな話が 急に出てきたのか 首ひねってるんじゃない? ま、とりあえず 憶えときなさいよ。 『枝葉』と『違和感』… この 2つのキーワード だけでも、ね。 |