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第2章『それって、しあわせ?』→ 『健康』であれば、本当に幸せ? |
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ま、だからって、 健康が『しあわせの全て』 ってわけでもない けどね… 特に「人間」は、ね。 | |
ふっと ネック が、 そんな事を言いました。 | |
そうですね。 たしかに「健康」であれば、 いろんなことにチャレンジ できますし、 長生き もできるでしょう… | |
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でも、それは あくまで 「人生の状態の1つ」 であって、 『人生の 本目的』 ではありません。 | |
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どんなに 自分の体に気を配って 「健康」を 維持しても、 ただ それだけでは、 「なにもせずに 年齢だけを重ねて」 「やがて 寿命をむかえる」 のみです。 | |
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そのような人生で、 本当に『生きた』と 言えるのでしょうか? | |
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そんな 無意味な『人生』 だけは、 あたしは ごめんだね。 | |
ネック が、 やけに しみじみと つぶやいた後… | |
まあ… かくいう あたしは 『猫』なんだけどね。 | |
と、自ら茶化すように、 そんなベタな冗談を 言いました。 ミューラー が おだやかに笑い、 ふき も つられて 苦笑します。 ふき にとって、 ここしばらく、 重く つらい話 が 続きましたが、 そんな 今までの緊張感が、 少し ゆるんだような 気もしました。 2月の午後 は、 まだまだ 厳しい寒さですが、 その日、ふき の家の リビングには、 やさしい太陽の光が、 ゆるやかに そそいでおりました。 |
まとめ的 なことは ミューラー が途中で 言っちゃったから、 あたしからは 特に 言うこた無いわね。 でも、当たり前のようで ある日 突然 無くなっちゃう のが 『健康』だったり、 『命』だったり するんだけどね… ま、あたしみたいな ピチピチの 若いメス猫 が 言うことじゃないかも しれませんけど〜? |