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第3章『しあわせ の「正体」』→ 見習い神さまは キツネ娘 |
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土曜の 午前は、 今日も 上天気です。 あたたかい布団の中で、 ダラダラと寝起きの時間を つぶしていた ふき は、 唐突に 玄関のドアの 向こうから響いた 愛らしく やわらかい女の子の声 に、 キョトンと してしまいました。 ![]() ふき には 今、 付き合っている彼女 が いますが、 こんなに 優しい声 では ありませんし… そもそも、 顔見知りの彼女が 「ここは ふきさんの お住まいですか?」 なんて 聞くはずがありません。 | |
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部屋の中を見渡せば、 白猫ネック は、朝の散歩 に… ![]() トンビ紳士の ミューラー も、 朝の運動 に 飛び立っていて、 ![]() マシンョンの自室で 久しぶりに1人きりに なっていた ふき は、 不安で 顔をこわばらせました。 ![]() ただ、すぐに、 | |
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などと、 変なプラス思考 を はたらかせて、 勝手に ウキウキ状態 に なったりもしました。 でも、たしかに、 扉の向こうから 聞こえてくる声 には、 ふき に そんな思いを 抱かせてしまうような、 不思議な「魅力」が あったのです。 | |
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ふきは、玄関に向けて 声を はり上げると、 大あわてで 洗面所に駆け込み、 顔を洗い、歯をみがいて、 タンスの中から、 できるだけシワクチャじゃない 外行きの服を選んで 着こみ… 玄関のドアの前に立つと、 興奮で ちょっと ふるえる手で、 そのノブを回したのでした。 ![]() |