サイト『生きる意味の「正体」教えてやるにゃー』
第3章『しあわせ の「正体」』
マズローの 欲求5段階説


■マズローの 欲求5段階説
(3/10)


『社会的欲求・愛の欲求とは?』





さて、続いての段階は、

『社会的 欲求』
『愛の欲求』です。


マズローの欲求5段階説・マズローの自己実現理論




これは いわば、

『何かの集団に所属していたい』
『他人と つながっていたい』

という欲求です。




かみね が、
納得したように うなずきながら
言いました。





人間さんたちが
『お友達』を 欲しがるのは、

この欲求の あらわれかも
しれませんね。





『仕事』を 持つのも、
これに関係してるんじゃ
ないかな。

自分が社会と
つながってる!

って 実感があるよ。





あと『愛』
重要ではないかしら。

ふきさんも、
彼女に認められたくて

奴隷みたく気を使って
ヘコヘコして

いらっしゃいましたし…





直後に 涙目で
つかみかかってきた
ふき を、

ネック
ヒラリとかわして
戸棚に飛び乗り、
すましています。

  



ミューラー
場を取りつくろうように
空咳をして、

こう続けました。





おっしゃられる通りです。

「自分自身の生存」が 安定 し、
「身の回りの安全」も 確保 された…

その結果、興味の対象が
「自分自身」だけでなく、

『他者』にも広がる
ようになってくるわけですね。





最初は
「自分が存在」するだけで
満足
していたものが…


「孤独にポツンと存在」
することに
耐えられなくなってくる…





「1つの欲求の段階」が
満たされるたびに、

「さらに上の段階の欲求」
へと 自然に登り…



その範囲が
「個人」から「集団・社会」
へと 広がっていく…





自分の欲求が、

より高次元な、
より複雑なものへと
自然と移行していく
のは、

当たり前のように見えて、

実は、とても不思議で
見事な仕組み

言えるかもしれません。





ミューラー が、
しみじみと語る話に、

ふき『生物の不思議』
感じずには おれませんでした。






そして、

ミューラー の 言っていた
思考実験『無限化』は、
『マズローの 自己実現理論』
の 変形

という言葉の意味も、

じょじょに分かって
くるのでした。




ある欲求(幸せ)が 満たされた
(「無限化」のような状態になった)

からこそ、

『自分の中の価値観や視点が
高度化・複雑化』
し、

さらに上の段階の
欲求(幸せ)を 目指す

ように変化する…



それが、
私たち生物の心
だったのです。

  



【下へ 続きます】



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