サイト『生きる意味の「正体」教えてやるにゃー』
第4章『「DNAの生存本能」で「しあわせ」を考える』
DNA の 生存本能で、『お金』を考える


■ DNA の 生存本能で、
『お金』を考える


『DNA の 矛盾を見抜いた ふき?』


執筆日 2018年 3月頃   最終更新日 2021年 01月23日





次は、
『お金』だっけ?

これも 簡単だよねぇ。




そ、そうなの…??




ネック に サラッと
「簡単」だと言われてしまい、
ふき は 戸惑いました。





はい。

今まで 何度か
ふれてきたとおり、

『資本主義社会』
に おいては、

所有している資金量が、
基本的に そのまま
「自分の 自由度」に
つながります。





もちろん、
お金で『命』などを
買うことはできませんが、

お金があれば
「自分の生活環境を整える」
ことができますし、

病気やケガに
なってしまったときにも、
「手厚い治療を受ける」
ことができます。





それによって
間違いなく、

自分の… DNA の、
『生存確率』
上がります
よね。





そんな トンビ紳士の解説が
一区切りしたとき、

突然 ふき が、
こんな話を 切り出しました。





で、でもさ。

「お金」を持っているせいで
誰かに ねたまれて、
殺されちゃったりする

ことも あるじゃない?





それって つまり、

「お金」のせいで
『死』を 引き寄せちゃった

って事に なるんじゃないの?





これって、

「お金を持つこと」が
必ずしも、
DNA の 生存確率の上昇…
つまり『しあわせ』に、

直結していない っていう

証拠の1つ
なんじゃないかなぁ…






そんなことを指摘した
ふき を、

3匹は しばらく、
キョトンとした顔
見つめていましたが…

  




その中で、
最初に口を開いたのは、
かみね でした。




ふ、ふきさん、
すごい!


本当に そうですよね。


わたし、ふきさん が
こんなに「深い洞察」を
お持ちだなんて、

ビックリしちゃいました。





かみね は、
スラリとした2本の前足で
ふき の 手をにぎって、

うれしそうに ピョンピョンと
はねるのでした。






そ そ そう?

いや まあ、
「物事」ってものは 何でも
多角的 に 見ないと、

『真実』は 見えてこない
からねぇ…





そんなことを、
ニヤニヤ 照れながら
言う ふき に、

ネック が 一言
こう言いました。






アホか、あんた…?





手を握り合ったままの
ふきかみね が、

「へ…?」と 言って
停止してしまいました。


  









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『金銭殺人で軽視されるのは、
「誰の」命?』





「お金」目当ての殺人
が 起こるのは、

少なくとも
犯人にとっては
『お金 > 命(DNA)』
って事なんでしょうね。


そこんとこは
たしかに、
ふき の 言う通り だよ?





でもね。

よーく 考えてごらん?

この場合の「命」ってのは、
『誰の』命 のことなの?






…あ!

  




ふきかみね の顔が
同時に白くなり、

ミューラー が、
うんうん と うなずきました。





そうなのです。

ふきくん の 指摘
一見 するどいように
見えますが、

実は、
「比較するべき対象が
間違っている」

んですよね。





「お金目的の殺人」
というものは、

『お金 > 他人の命(DNA)』
という構図で発生する
ものであって、

『お金 > 自分の命(DNA)』
ではない
のです。





ミューラー が 何度も
言ってきたっしょ?

『 DNA の 目的は、
「自分の」生存確率
向上させることだ』
って…





だから あんたも、

「自分が生きることだけが
生物の本目的だなんて、
人間は そこまで
愚かじゃないよ!」


とか 怒ってたんじゃ
なかったっけ?


記憶力、どこに
落っことしてきたのよ?






そうでした…





自分たちを
「DNA の 奴隷」のように
思いたくない気持ちから、

ふき は、とんでもない
オウンゴール
決めてしまったようです。




そんな ふき
褒めちぎってしまった
かみね も、

自分のミスに気付いて、

そろそろ〜 と、
ふき の 手から
自分の前足をはなすのでした。










というか さ…



ネック が、
ウンザリした表情で
続けます。




『お金を持っているから、
自分の人生は しあわせ!』って
最初に言い出したのは、

他でもない ふき
「あんた」なんですけど??



記憶力、どこに
落っことしてきたのよ?






あきれはてる ネック と、

それを
「まあまあ」と なだめる
ミューラー を 見つめながら、


ふき は、

「他人と自分の発言は、
もっと キチンと記憶しよう…」

と、半泣きで
心に誓ったりするのでした。


   



【下へ 続きます】



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