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第4章『「DNAの生存本能」で「しあわせ」を考える』→ DNA の 生存本能で、『学歴』を考える |
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お次は 『学歴』ですね。 わが国では 学歴があると、 職種によっては 採用を優遇 されます。 | |
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すると、生活費を 得やすくなるので、 生存確率も上がる … だから、この国の 人間さんたちは、 「ご自分の 生存確率を 上げるため」に、 『学歴』を 得ることに 必死になる… | |
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実に 分かりやすい、 構図ですね。 | |
かみね は、 ミューラー の 言葉に うなずきつつも、 こんな事を言いました。 | |
ただ… 例外 も ありますよね。 | |
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はい。 若い頃から 「記憶」に かたよった学習 を 繰り返して、 そうした方面ばかりに 脳が発達してしまった人 は… | |
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ふきくん の お勤めになっている 『ゲーム業界』のような、 「時代(ユーザー)に 応じた 臨機応変で柔軟な思考を 求められる職種」では、 現場で 大きく苦労したり、 周り(同僚・ユーザー)に 迷惑をかけてしまったり すると 思います。 | |
ふき には、 耳と 胸に 痛い話 でした。 | |
また、「学歴」が 自分の生存確率を 向上させてくれる のは、 「新卒」としての 価値が残っている 20代ぐらいまで ではないでしょうか? | |
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それ以降は どうしても、 「何をしてきたか」… 「何ができるか」… つまり、 『これまでの現場で習得した、 対応性・管理能力』が、 問われるように なってきてしまいます… | |
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その意味では「学歴」は、 『使用期限のある しあわせ』 と 言えるかもしれません。 | |
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人間さんたちが 子供時代の ほとんどを 棒に ふって得た割には、 あまり 長持ちしない のですね… | |
かみね が、 驚き と 切なさの まじったような顔で つぶやきました… | |
「高い学歴」は、 就職活動で有利 な 一方で、 それを得る代償として、 その人間さんの 『柔軟な 思考力』の 成長を 妨げてしまう ケースがあり… | |
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かえって、 「社会に出てからの 生存確率」を 下げてしまう 側面がある… | |
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実のところ、 本当に 『 学歴 = 生存確率の向上 』 として イイものかどうか、 私も 悩むところ なのです… | |
ミューラー は、しきりに 首をひねりましたが… とはいえ、 取りあえず 『学歴』についても、 『自分の生存確率を 上げる要素だから、 人々が これを 「しあわせ」と 感じる』 という図式は、 当てはまるようですね。 もっとも それは、 国や、期間や、職種が 限定された、 ちょっと 特殊な、 『普遍性のない しあわせ』 とも 言えそうですが… |