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第4章『「DNAの生存本能」で「しあわせ」を考える』→ DNA の 生存本能で、『仕事』を考える |
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今回は 『仕事』についてか… これが「自分たちにとって 生存確率を上げるためのもの」 っていうのは、 悲しいけど、 よく分かる気がするよ… |
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「仕事」しなきゃ お金が手に入らないし、 お金が無きゃ、 生活も できないもんね… |
ふきは そう言って、 寂しそうに うつむきました。 | |
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それは、 たしかに そうですね。 ただ、ふきくん。 |
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仕事を そんなふうに、 「寂しい、義務的なもの」 だとばかり考えるのは、 少し 悲観的すぎる のでは ないでしょうか? |
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だってさ… 自分の夢 のため とはいえ、 「やりたくもない仕事」を 毎日 毎日 毎日 くりかえしている と… |
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ときどき フッ と 気力が とぎれて、 『僕、いつまで こんな日々を 続けなきゃ ならないんだろう…』って、 悲しいというか 空しくなってくる んだよ… |
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もう、つっこむのも 飽きてきたけど、 『仕事は 社会貢献だ!』 て 自慢してたのは、 他でもない あんたじゃんよ、ふき? |
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だ、だってさ… そうとでも「思い込んで」 毎日を過ごして いないと、 心が折れちゃいそう だったから… |
ふき が めずらしく 本音の弱音を口にしたので、 ネック も 少し 困ったような顔に なりました。 ![]() ![]() すると ミューラー が、 こんな話を始めたのです。 | |
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お気持ちは、 分からないでもありません… でも ふきくん、 『仕事を 無限化』 したときのことを 思い出してみてください。 |
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「仕事の しあわせ」とは、 『就職できていること』 ではなく、 何でしたか? |
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自分が かかわっている 仕事の… 『内容』… でしたよね? |
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そうです。 たしかに 今の ふきくんの仕事は、 「ふきくんの 望むもの」では ない かもしれません。 |
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しかし、 そこで行われている 「仕事の内容」は、 決して 反社会的な ものではない … それだけは 確かですよね。 |
ミューラーの 言葉に、 ネックも 続きました。 | |
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「あんた個人」が、今、 やりたくない仕事 を やってるからって… |
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「仕事」っていう 行為そのものにまで 勝手に 悲観的に なってんじゃねーよ、 て事よ? ふき。 |
ネック が ニヤリ顔で、 ふき の 脇を、 前足で小突きました。 ![]() |
でも、そんな風に 言われると 逆に、 大学卒業の直前に、 「どこのゲーム会社だろうが、 取りあえず 就職できれば しあわせさ!」 とか言って、 ![]() ゲームメーカーの 「内定」欲しさに、 ろくに調べもせずに 今の会社に飛びこんだ 結果、 やりたくもない業務 を、 しかも 実は、 自分の嫌いな政党のために、 日々、 こなし続けざるをえない 現在の自分 が… ますます とてつもなく ミジメに思えてくる ふき なのでした… ![]() 『学校は、「学歴」を 得るためのもの!』 『学歴があれば、 必ず 良い会社に入れる!』 学生時代は、そんなことを みじんも疑わず 信じ込んでいました が… ![]() こうして 大人になって、 社会を実体験してみると、 『どうして 自分は、 もっと若い頃から、 自分の就きたい職業を 真剣に探し、 そのための 下準備 を しなかったんだろう』… ![]() 『どうして 先生や 親たちは、 それを もっとハッキリと 自分に 教えて くれなかったんだろう』… と、 身勝手と 知りつつも、 悔やまれて 恨まれて ならない のです。 ![]() すると、 ずっと話を聞いていた かみね が、 ちょっと考えながら、 こんなことを 言い出したのでした。 ![]() |