サイト『生きる意味の「正体」教えてやるにゃー』
第4章『「DNAの生存本能」で「しあわせ」を考える』
『実は しあわせではない人』の、言動の特徴


■『実は しあわせではない人』
の、言動の特徴(1/3)


『物事において重要なのは、
「答え」ではなく、
そこに至る「式」』


執筆日 2018年 04月04日   最終更新日 2020年 07月25日





さて、

これで とりあえず、
『 しあわせ =
生存確率の向上』

についての話が、

一区切り したわけですが…



ここで ふき は、
ふと 気づいて、

ネックたち に、こんな
「クレーム」(?)
を つけたのでした。





以前は よく、
ネックさん や
ミューラーさん は、

僕の「しあわせ」に
ケチをつけた
けどさ…





こうやって
よくよく話を
聞いてみると、

僕の信じてた
「しあわせ」
だって、

ある程度は ちゃんと
『生存確率 の 向上』
関わっていると
言えるものばっかり
だったんじゃない?





なのに、

あんなに 僕のことを、
罵(ののし)ってさ…


ヒドいんじゃ
ないのかなぁ、これ?





け、決して
罵ったわけでは…




意外な方面からの
ふき の 文句に、

ちょっと うろたえてしまう
ミューラー



しかし、ネック
落ち着いたもので、

サラッと、
ふきの 反論の「穴」
を 指摘しました。





あのねー、ふき

「結果論」
物 言ってんじゃないわよ。





け、結果論??





だって そうでしょ?

以前の あんたは、
お金とか 学歴とか 就職とか が、
『生存確率を向上させるもの』
だとは 知らなかった

わけでしょう?





言われてみれば、
その通りです。





だからこそ ふき は、
ミューラーたちに

『お金や 学歴や 就職 などが
魅力的に見えるのは、


それが、生存確率を向上
させるからです』

と 言われて、


今まで自分が
気づけていなかった
「物の見方」に 仰天

したのですから…





ふき
今まで信じていた
「しあわせ」は、

1つ1つの「答え」
としては、

たしかに 大きくは
間違っていません。




でも、ふき は、

その「答え」を
導き出すための『式』

について、

知らなかったか、
考えたことが無かった…







ネック は、
そこを指摘したわけです。






『「答え」だけを、
聞いて知っていても、
意味が無い』…



『「式」を使って、
自分で「答え」に
辿り着かなければ』…


と。





ミューラーたちが示した
『DNA の 生存本能』は、

つまり、

「しあわせの正体」
という「答え」に
ストレートに至れる、

非常に優秀な『式』の1つ
だったのです。


  









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『既存の「しあわせ」を
鵜呑みにしていた ふき』





私 思うのですが…


おそらく
ふきくん の 中に、

『既存(きぞん)の 価値観』
への 妄信
が、

強くあったのでは
ないでしょうか…?





「キ、キ、キゾ…? え…??」

  



このトンビ紳士 の口から
ときどき飛び出す
難解な 言葉 には、

ふきかみね も、
お手上げです。





す、すみません。

つまりですね…

「昔から言われていることや、
周りの多くの人が
言っている価値観を、


深く考えず、
そのまま 信じ込んで
しまっていた」


…という感じでしょうか?





ようは、

「周りの皆が そう言ってるから、
正しいに決まってんだ〜!」

とか言って、

『鵜呑み』
しちゃってるってことよ。





ノーミソは 入ってても、
自分の頭で考えてない

ってこと。


アンダスタン(分かった)?
ふき





え… いや… ちょっ…

そ、そんな事は無いと
思うけどなぁ。





自分では、
ネックたち の手落ちを
うまく指摘して、
ささやかな反論ができそう!」

と 思っていたのに、


『自分の頭で 考えて
いなかっただけ』
と、
逆に 意外な指摘を
食らってしまった ふき は、

うろたえるやら、
腹が立つやら…





しかし、

そんな ふき に返した
ネック の 言葉は、
こうでした。





「そんな事は無い」
わけないでしょ、ふき


だって あんた、

自分で 言ってて、
気づかなかったの?





え!?

な、なにを…??





あんたが、
「お金」とか「仕事」とかを
自慢していたとき、

ちょっと 面白い
『法則』が あったのよ。






『法則』??


  




ミューラーかみね が、
不思議そうな顔で
ふき を 見つめ、


ネック の 言葉の意味が
分からない ふき は、

2匹の顔を見返して
うろたえるばかりでした。







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