■ DNA の 生存本能で、
『正義』を考える 2(1/3)

『正義の物語の、不思議な矛盾』


執筆日 2018年 04月08日   最終更新日 2019年 11月23日





うーん…
それにしても…


『 善悪 』『 正義 』って、

そんなに アヤフヤ
ものだったのか…





ふき は、

今まで自分が信じてきた
「善悪」「正義」が、

意外にも 個人的 で、
意外にも うつろいやすい
ものだと知らされて、

かなり ショックを
受けてしまった
ようです…



そんな ふき
気づかってか、

かみね が、
こんな質問をしました。




そ、そういえば、

ふきさん が
今まで イメージしていた
『 正義 や 悪 』
って、

たとえば
どんな感じのもの
だったんですか?





うーん、
そうだなぁ…

すぐに思い浮かぶ
分かりやすい「正義」
だと、

子供っぽいかもしれないけど、
テレビ や 漫画、
ゲームなんかの、

『ヒーロー』
『勇者』かな…?





で、そうした物語の
世界には 必ず、

人々を独裁したり、
他の国を乗っ取ろうとしたり、
地球を滅ぼそうとする、

『悪の軍団』『魔王』
『宇宙からの侵略者』
『巨大生物』なんかが
いるんだ…





なるほど。

人々の生存確率を
下げようとする、

『分かりやすい巨大な 悪』と、

それに真っ向から
立ち向かう事で、

『人々の生存確率を
上げてようとする 正義』

とが、存在するわけですね。


実に 明確な関係
と いえます。




ミューラー が、

感心するように
うなずきました。





分かりやすい…
と言えば、

「昔話」の 中の
『正義・悪』
も、

単純で 分かりやすく
なってるよね。





『桃太郎』なら、
人々から金品を奪う鬼が「悪」で、
それを取り返す桃太郎が「正義」


『カチカチ山』では、
おばあさんに悪事をはたらいた
タヌキが「悪」
で、
それをこらしめるウサギが「正義」


『さるかに合戦』だと、
母ガニから柿を奪った上に
殺してしまったサルが「悪」
で、
敵討ちをした
子ガニ・栗・ハチ・臼・牛のフンが
「正義」
に なるんだろうなぁ…





こんな感じの
物語を聞いて
育った影響かなぁ…


僕の中では、
『 正義や悪ってものは、
白黒が すごく
ハッキリしたもの 』


っていう イメージが
すごく強く あった んだ。






そんな ふき の 説明を
聞いているうちに、

興奮してきた
ミューラー は、

何度も何度も、
力強く うなずくのでした。





う〜ん、なるほど!

これは、実に 実に
興味深いですね…





そ、そんなに
興味深いですか?

ミューラーさん。




ふきは、

トンビ紳士の 興奮ぶりに、

ちょっと うろたえて、
たずねました。






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