■ 本気で自分を大切にすれば、
「進むべき道」が
見えてくる(7/7)

『生存本能を、「良し悪し」ではなく
「事実」として受け入れる』





以前の ふきくん には、

本来、
「基本」「事実」「本質」
であるべき

『 DNA の 生存本能 』を、

憎むべき『悪い考え』
だとする 誤解
あったのでしょう…





それゆえに、

ふきくん が
今までの人生で
追い求めてきた
「しあわせ」にも、

どこか
勘違い が あったり…





「明らかに自分より
不利な立場にいる他人」

自分を『比較』することで、

相対的に
「自分は しあわせなのだと、
思い込もう としたり」
する…

そんな イビツさ が、
垣間(かいま)見られた
のだと思います。






グラグラの地面 の上に、
無理にして
「家」(価値観)
建ててた
せいで、

年月が たつにつれて、
どんどん ガタが
出てきちゃってた

んだろうね…





そこに、あたしたちが
衝撃(事実)
与えちゃったから、

壊れかけてた
あんたの 家(価値観)は、
一気に ドカーンと
崩壊 しちゃった…





あんたは
それが ショック で、

あんなに 激怒
したわけよ。






自分が 長年
信じてきた価値観の、
根本的な「穴」

指摘されたからこそ、


僕は あんなに
カッとしてしまったのか…






そんなふうに、
気づきつつある
ふき でしたが、


やはり、
今までの考え方からは、
簡単には抜け出せない

ものがあります。





で、でも、

いきなり、
『 自分のことを最優先で
考えられるようになれ 』

なんて言われても、僕…


そんなの… 難しいよ。





たしかに、
今の人間さんたちは、

「何より他人のことを
大事にしなさい」

という教育を、

子供の頃から 強く
受けておいでなので、

大きな抵抗感
あるでしょう…





また、今の世の中にも、
一部には

『何より 自分を優先して
生きている人たち』


『自分らしく生きていると
自称する人たち』
も、

存在するには
存在しますが…





彼・彼女らの
ほとんどは、

単に、『 周りのことや
将来のことも考えず、
ただ 目先の
自分の欲求(DNA)に
振り回されているだけ 』

に すぎませんから、

今の ふきくん の
参考には 全く ならない
と 思います。





『 本気で、本当の意味で、
自分自身の「しあわせ」を、
トコトン追求する思考 』
には、

どうしても ある程度の、
「奥深い洞察力」
「日常での 訓練・慣れ」

必要になってくるのです…





ってことで、

今から 軽ーく、
訓練 してやろう
じゃないのさ、

ふき




そう言って ネック は、

ニヤリ顔で ふき の 脇を
小突きました。





『 自分自身の「生存」を、
本気で トコトン追求すれば、

本当の意味での
「他者の重要性」が
見えてくる 』…




「DNA的に考える」
矛盾しているように
思える
この 2つの要素 は、

本当に 両立が
可能なのでしょうか??



  






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