■ 範囲や時間を広げて
考えることで、
生存確率の向上をさぐる(1/5)






「それが本当に、自分の生存確率を
上げてくれる物事(しあわせ)かどうか?」


を 見極めようとするとき、

非常に有効 かつ大切なのが、

『 範囲や時間を広げてみる 』

という 検証方法です。






「範囲や時間を、広げる」 …?


  



ふきかみね は、

分かるような 分からないような
この言葉に、キョトンとしています。






ま、取りあえず
やってみようよ?


あたしは、「会社」 とかを
例にしてみると、
分かりやすいと思うんだけど。





良い題材ですね、ネックさん。


それでは、ふきくん。

今から私が言う範囲について、

『 自分の生存確率を高める 』
(しあわせに暮らす) ためには、
どうすればいいか
を、

考えてみて下さい。





う、うん… 了解。





まず、ふきくんは

「100名ほどの社員のいる会社の、
5名ほどの小さい部署」

に 所属しています。

ここでは、どのように
行動すればよいと思いますか?





え…?

…いや、まあ、

とりあえず 「与えられた仕事を
キチンと こなしたり」 とか、

「周りの同僚と仲良くしたり」
とか…

そんな所かなぁ。





これは、ごく当然の
回答といえるでしょう。


ミューラー も、ほほえみながら
うなずきました。





それでは ここで、
少し範囲を広げてみます。


実は この部署、

「会社全体から見る」 と、
あまり重要でないというか、

ハッキリ言って
「上層部から見たとき、
役に立っていない」
と思われる社員を

詰め込んでおくための部署

だったのです。





だとすれば、ふきくん は、

『 自分の生存確率を高める 』 ために、

どのように行動しますか?





えっ!?




ふき は 仰天しつつも、

自分の会社の
『 Fチーム 』 のことを
思い出していました。







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