■ ネックの望んだ 2つ目の願い(3/7)






へえ、めずらしいね。

じいさん のほうから、相談?





ネック は、

頭上の木々の中から
フワリと下りてくる
おじいさん と 話すために、

そばの大きめの平たい石
の上に座りました。



石は、秋の日差しをうけて、

ほんのりとあったまっています。





ネック と 並んで
石に座った
キツネの おじいさん は、

しかし、なにか
悩んでいるようで、

なかなか 話を
切り出してくれません…




その態度に
イライラした ネック が、

おじいさん を 叱咤しました。





ちょっと!

相談があるとか
そっちから声かけといて、

なに ダンマリ決めこんでんのよ!


こっちもヒマじゃ
ないんだかんね?


用が無いなら、
あたし もう行くよ!!





( さ、さっき

『 あんた 「も」 ヒマそうだねぇ 』

と 言っとったじゃないか、この子は… )





おじいさん は、

ネック に 理不尽にどなられて、
アタフタしてしまいました。



が、たしかに このままでは
話が進まないので、

意を決して、ネック
こんな質問をしたのでした。





おぬし…

最近、なにか体のほうで
変わったことはないかの?


その…

どこか痛い とか、

疲れやすくなった とか…





おじいさん の
意外な話の展開に、


ネック は、キョトンとしつつ
答えました。





え…? な、無いよ、別に。

体で おかしいとことか…





…そうか。





困ったような顔をして
下を向いている
おじいさん の 様子に、


ネック も、不穏なものを
感じはじめました。







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