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そこでな、ネック。 『 3つ目の 願い 』 についても、 相談したいんじゃ。 | |
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「3つ目」? | |
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うむ。 先ほど わしは、 『 永遠の命を与えることは できない 』と 言ったが、 死後の おぬしを 『わしらと 同じような存在』 にすることなら、 できる んじゃ。 | |
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それを、 『3つ目の 願い』と してみるのは… どうじゃろう? | |
ネック は、 ちょっと 考え込みました。 | |
『じいさんたち と 同じような存在になる』 っていうのは… どういうこと? | |
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おぬしらからすれば、 「ものすごく 長生きになる」 感じじゃな。 | |
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「病気」なども存在せん し、 食べたり飲んだりする 必要もないので、 飢えることも無くなる。 ただ… | |
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ただ? | |
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「現実の 世の中」に 影響を与えること … つまり、 『 かかわること 』が、 できなくなってしまう。 「見ている」ことしか できなくなる んじゃ。 | |
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わしの場合は、たまたま、 この神社を参ってくれる 「人間たちの思い」の おかげで 生まれたところがあるので、 神社にかかわる 特別なケースにおいてのみ、 少しだけなら、 『現実』に かかわることが できる のじゃがな… | |
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おぬしの 『 3つの 願い 』を かなえる力も、 そういったところから 生まれているものなのじゃ。 | |
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まあ、もっとも… 実際は、大したことは してやれておらん のじゃが… | |
話しの終わりごろには、 キツネ の おじいさん は、 ずいぶん自嘲的に なってしまいました。 |