サイト『生きる意味の「正体」教えてやるにゃー』
第8章『将来 100%滅亡する、われわれ「生物」1』
生物滅亡の原因は『パンデミック』(感染症)?


■ 生物滅亡の原因は、
『パンデミック』?
(感染症 の 大流行)(1/4)


『人間だけが、
地球の すべての生物の
「生殺与奪の権」を 握っている?』


執筆日 2018年 09月11日   最終更新日 2021年 04月27日





そういえば ふきくん は、

『「人間」が、他の生物を
亡ぼしてしまう』

といった可能性を、

かなり心配されて
いるようですね?





ミューラー
そう たずねられ、

ふき は 寂しそうに
答えました。




うん…

だって、今の人間の力は
強力すぎるもの…

「人間は、他の生物を
殺せる」けど、

『他の生物は、
人間を殺せない』
よね?





人間である 僕としては、
「殺される危険が 無い」
から 安心ではあるけど…


ときどき、

「本当に これでいいのかな…」
って、怖くなることが
あるんだ。





地球の すべての生物の
「生き死に」の 権利を、

僕ら人間だけが
握ってしまっている

ような気がして…





ふき の 懸念に、
ミューラー は 静かに深く
うなずきつつも、

こんなことを
言い出したのです。






それは
一理ありますね…

ただ、ふきくん。

『 他の生物が、人間を殺せない 』
というのは、
違う のでは
ないでしょうか?





「え!?」




と キョトン顔になった
ふき でしたが…


すぐに思い当たって、
こう訂正しました。





あ。 も、もちろん、
人間が 他の生物に勝てるのは、

「武器を持ってたり、
集団行動ができる」

ケースに かぎりますよ?


『1対1』だったら、
難しい場合も ありますよね。





たとえば、
ライオンゾウ
「1対1」で 戦ったら、

絶対に 人間のほうが
殺されちゃう
と思うし…




ふき は そう言いながら、

ネック のほうを
チラ見 しました。





こんなに小さな
ですら、

ふき を 絶叫させるような
「するどい爪」
持っている
のです。



人間より大きい ライオン が、
本気で その巨大な爪やキバで
襲いかかってきたら、

ふき のような
普通の人間など、

アッというまに
八つ裂きにされてしまう

ことでしょう…

  




また、ゾウサイ などの
大きく重い動物の
突進を食らったら、

人間の体は、
自動車に はねられたように
軽々と フッ飛ばされ
て、

大ケガを負うか、
即死してしまうはずです。




人間が彼らに勝てるのは、
決して 身体能力が
優れているから
ではなく、

遠くから狙い撃ちできる
銃のような『 道具 』や、

彼らを捉えるための
『 ワナ 』を作る技術、

彼らをダマせる『 知能 』

そして 必要に応じて、
『 集団行動 』をとって
協力し合うことを知っている
からにすぎないのです…


  





ところが ミューラーは、

そんな ふき の 訂正に、
首を横に ふったのでした。





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『ウイルスは、
生物滅亡の危険性を持った
極小の存在』





いいえ、
そういう意味では
ありません。

人間さんたちより
はるかに 身体能力が劣る…


と 言いますか、





そもそも 目で確認すら
できないほどの
『極小の 生物』


であるにも かかわらず…





私たち動物や、
ときに 人間さんまでもを、

『 絶滅の危機 』に 陥れる
可能性を持つ存在

があるのです。





ご… 極小の生物 ??




ふき
考え込んでいると、


突然 かみねが、
思い当たって
声を上げました。




『 ウイルス 』
ですね!?

「病気」の 元になる…




かみね の 言葉に、
ふき「あっ!」
声を上げました。





たしかに 『ウイルス』は、
肉眼で確認できないほど
微細な生き物ですが、

人間を「病気」にし、

ときには『殺してしまう』
こともあります。





わたし、生物の皆さんが
『病気』というものに
なるのが不思議で、

前に ネットで
調べてみたことが
あったんです。





そうしたら、
多くの病気は、

生物さんの 体の中に
『 ウイルス 』というものが
入ったことで、

体調が おかしく
なってしまう

のだと知って…

すごく ビックリしました。







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