石柱の てっぺんには、 これも海水、 あるいは風雨に 削られたのでしょうか? 直径 30〜40センチの 「くぼみ」が開いて いるようです。 ふき は、 石柱の横を 通りすぎるとき、 何げなく その 「てっぺんの くぼみ」を 覗きこんだ のですが… 途端に、 | |
えっっ!?? | |
と 叫んで、 棒立ち に なっていました。 「くぼみ」は、 カラでは なかった のです。 そこには、 まんまんと 水が たまっており、 信じがたいことに、 その水中では 小魚たちが スイスイと泳ぎ回って いたのです! ふき は しばらく、 「くぼみ」を覗きこんだまま、 ポカーンと 硬直していました。 その口を、 石柱の「くぼみ」のように、 開きっぱなしにして… 下を見れば、 この石柱の てっぺんは、 海面から 2メートル近くも 高さがある のです。 どうやれば 小魚たちが、 こんな高い「くぼみ」に 飛び込めると いうのでしょう…??? |