■ ネックの望んだ、最後の願い 2(3/10)
『生きる意味の「正体」 教えてやるにゃー』





ただ、そうした
『深い悩みの 記憶』

ふき の 中から
消失させる分…





おそらく
「本来の ふきよりも
だいぶ 思慮が浅いというか、

幼稚な人間
なってしまうとは思うが…






ふき が 一時的に、

ちょっと「バカ」に
なっちゃうってことだね?





かまわないよ。


あたしが教育している
間だけでも、

『自殺』なんて怖いことを、
絶対 考えない
ようにさえ
してもらえれば。






うなずいた 神さま は、

ここで ちょっと
顔を曇らせました。





分かっておると
思うが、

この願いは
「お主によるもの」じゃ。

だから、
『お主が生きている間』
だけしか 効かぬ…



それに…







そんな 神さま に、

ネック が ニヤリ顔で
答えます。





分かってるよ、
じいさん


だから、
「あたしが死んじゃう」
までに、

ふき
『生きる意味の正体』
ガッツリ教育してやれば
イイわけよね。





ふき の 記憶が
元に戻った後も、

「二度と 自殺なんて
考えなくなる」

ように… さ。






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