■ ネックの望んだ、最後の願い 2(6/10)
『生きる意味の「正体」 教えてやるにゃー』





神さま は、
静かに ネック
見つめるだけで、

もう 何も言いませんでした。


  




でも、ネック
残り少ない寿命を、
少しでも
ムダにしないために、


すぐさま 神通力で、
ふき が 絶望した経緯」
ふき の 過去」
探りはじめました。




その結果、

『意外にも ふき は、
「生きる意味の正体」に
あと1歩まで迫りながら、

それを やや誤解して
しまったため、
絶望し 自殺を決意したこと』






そして、

ふき が 絶望した瞬間を、
たまたま目撃した
トンビがいた事』


分かったのでした。








このトンビは、

お主が ふき と語らう上での、
『知識面でのサポート』
として、

わしが「弟子」とともに
人間社会についての
基礎教育をした上で、

後ほど、ふき の 家に
派遣させるとしよう。





まったく無関係な
動物じゃと、

わしの神通力も
効きが悪いのじゃが…





ふき の 人生にとって
これだけ直接的な場面に
出くわしている動物
なら、

おそらく、
神通力の効きも
申し分なかろう。


このトンビの
『知識の成長力』は、
かなり 期待できると思うぞ?





ありがたいね、
じいさん


あたしも、
「理屈っぽい説明」を
するのは苦手
だから、

難しいアレコレは、
そのトンビに
丸投げ させてもらうよ。





ネック は、

とりあえず自分の
『3つ目の願い』
受理されたことに
ホッとしつつ…


思い出したように、
こんな質問をしたのでした。






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