■ それぞれの思いの底に
あったもの 1(4/9)

『本質が見えるからこそ 生まれる苦悩』





ふき も、

うろたえる かみね
同じ気持ちでした。






普通に、日常の業務
こなしていただけなのに、

まさか それが 結果的に、
そんな思考法の「鍛錬」に
つながっていた
とは…



自分にとっては
「単なる日常」
だっただけに、

ふき には
衝撃的な事実
だったのです。





しかし、

ネック の 話には、
まだ 続き がありました。





でもね…

「原因」は それだけじゃ
なかった
のよね。





ふき の 夢。

『プランナー』に
なるための勉強
が…


結果的に
ふき の『絶望』を
加速させちゃった
のよ…










意味が分からず
絶句する ふき
見つめつつ、

ミューラー が、
またも うなずきました。





実は そうなのです。

ふきくんは、
「ゲーム企画者」に
なるために、

さまざまな
「遊び」についての勉強

は もちろん…





少しでも 自分の
知識の幅を広げて、

「新しいゲームアイディアの
インスピレーション」を
得よう… と、

次から次へと ガムシャラに
『雑学』を吸収
し続けていたのですが、


その結果…






ますます、
自分自身を ダマせなく

『事実から目をそらして
ゴマかしたり 忘れたり
することができなく』

なっていって
しまったのです。




    






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