■ それぞれの思いの底に
あったもの 1(5/9)

『本質が見えるからこそ 生まれる苦悩』





ど ど ど どうして
知識が増えると、

自分をゴマかせなく
なってしまう

のでしょう??





またも うろたえる
かみね に、

ミューラー が 続けました。





つまり、こういう事です。

知識が少なかった 頃は、

「実は 自分が知らないだけで、
世の中には 解決方法が
存在するのでは?」


と 思えていた
(勘違いしていた)ものが…





ふきくんの中に、
正確で幅広い知識
ドンドン蓄積されて
いくにしたがって、

『実際には、
いまだに解決方法が
存在していない問題が、
この世の中に いかに多いか?』


といった現実…





枝葉にゴマかされない
ゆえに、

『オブラートに包まれていない、
素の現実』

直視せざるを得ない状況に、

自ら 追い込まれていって
しまったのです…




  







「星や宇宙」が、
大好きだった ふき


「会社での仕事」
死に物狂いで
がんばった ふき


「夢」に向かって、
本当に一生懸命
学びつづけた ふき






目をとじて語っていた
ネック が、


しずかに
ふきを 見上げました。





1つ1つは
無関係だったんだけど、

それらが たまたま
つながりあって…





『「将来」宇宙が
無くなっちゃうなら、


実は、
「今」生きていること自体が
無意味なんじゃないか??』

っていう

絶望的な「本質」「現実」に
気がつけちゃう ふき

生まれたんだよ…





    







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