サイト『生きる意味の「正体」教えてやるにゃー』
第11章『人間は、地球最後の「はかない希望」』
地球生物が 生き残るために、
『しあわせ』を どう活用するか?



■ 地球生物が 生き残るために、
『若さ』を どう活用するか?


『「若さ」は、文明の発展において
何の役にも立たない??』


執筆日 2020年 03月25日   最終更新日 2020年 08月13日





これまで話し合ってきた
「しあわせ」を、


『この宇宙での絶滅を
回避するほどの
超文明を手に入れる、


そのための手段に
できないかを、考え直す』







その最初の要素は
『若さ』でした。



ただ、

そんな 記念すべき
スタートの場面なのに、

なんだか ふき
元気がありません。






以前は、

『若さって 素晴らしい!』
って 信じ込んでたことも
あったけど…





『宇宙の終わりを
回避するための、人類の成長』

って 視点で考えると、

「若さ」が、何の役にも
立たない
ことが、

つくづく
思い知らされるよ…





それは、ふきくん…

ご自身を
卑下(ひげ)なさりすぎ
なのでは…?





ミューラー が、

困ったような
ほほえみを見せました。





だって、
若いってことは、

経験も知識も
「年上」より浅いケースが
多い
よね…





自分の中の「柱」も
まだ あんまり
定まってないから、

感情にも
流されやすい
し…





たしかに
そーかもね。

「若いころの良さ」
なんて、

あたしみたく
『見た目が 美しい』
ぐらいかしら?





ネック に 笑われて、

ふき は ますます
しょげてしまいましたが…


直後に彼女は、
こんなこと
言い出したのでした。





だったら「今」から、

経験や知識を積んで、
「役に立つ大人」に
なっていけばイイ
じゃない。


『人類の成長の 手伝いが
できるような大人』

にさ。





「人類の成長の、手伝い」





ネック の 言葉に、

ミューラー
うなずきました。





その通りです、ふきくん。

若い頃は、たしかに
誰もが「未熟」ですが、

同時に、
かつて ふきくんが
おっしゃっていたように

多くの『可能性』を
持つ状態
でもあります。





なにしろ、
世の中に影響を
与えられる『残り時間』
は、

年配者よりも
若者のほうが 多い

のですから…





また、
何らかの失敗をした
場合でも、

「まあ まだ若いから」と、
周りに 笑って許してもらえる
ことも多いです…






「まだ 自分の中の柱が
定まっておらず」


「過去の経験が少ない」
今 だからこそ、

恐れずに「挑戦」し、
新たな「経験」を積む ことで、

『成長の伸びしろ』も
大きい

と 考えられるのです。












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『「若さ」とは、
経験と知識を得るための、
「可能性」の 時間』





逆に、

年を重ね、
人生の残り時間が
少なくなってくる
と、

生物は どうしても
『守り』に 入りがちで、

「新たな経験」や、
「学習に対する意欲」も
低下しがち
です…





「若者」と「年長者」には、

それぞれ
長所・短所がある

わけです。





「自分の中の柱」
(知識や経験)が
定まっていないのなら、

逆に『その柱を 探す』
(知識や経験を積む)ことに
全力をかたむけられる





そんな時間が、

『若さ』って
やつなのかもね?

ふき





そんなふうに
言ってもらえると、

ふき
自分の中の『若さ』に、

「ありがたさ」「貴重さ」を、
しみじみと 感じるのでした。








人生って、
『マラソン』
みたいなものだって、

前に ネットで
読んだことがあります。





だから、

先に走りはじめた
(生まれた)人が、


自分たちより 先のほうを
走っている
のは、

ある意味 仕方のない、
当たり前のことでは
ないでしょうか?





大切 なのは、
「自分の人生が終わった」とき…

「走り終わった」ときに、

『どれだけの「距離」を
走れていたか』
だと、
私 思うんです。





もちろん、

ガムシャラに
「距離」だけ稼いでも
ダメ
だかんね、ふき

大切なのは『方向』





あんたたち人間が
目指して進む「方向」は、

『地球の生物みんなが、
絶滅しなくて済むための
「何か」』
だってこと、

忘れんじゃないわよ?





ネックたちの言葉に
背中を押されて、


ふき は、

今以上に 何かを「学び」、
「吸収」したくて
たまらなくなってくる

のでした。


 






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