■ あんた、「霊」なんか
信じてるんだ?(1/7)

『霊・あの世・生まれ変わり の、
理論の穴』


執筆日 2019年 11月06日   最終更新日 2019年 11月24日





自分でも
変な言い方だと
思うけど…


あたし、

死ぬのが少し
「楽しみ」

なっちゃったかな?





うつむきがちだった
ふきたちが、

キョトンとした
顔を上げて
ネック を 見つめました。


  






あたしは もうすぐ、
「お父さんと 同じ病気」
で 死んじゃって…


でも、死んじゃった後は
「お父さんと
同じようなもの」

になれる…





そんなふうに
考えると、

あんまり
怖くなくなっちゃった
んだよね。

「死ぬ」ことが。





「同じ病気」という部分は
分かりますが、

『死んだ後、
同じようなものになれる』


とは、
どういう意味でしょう?




それって…

一部の人が
よく言ってる、

『死んだら 皆、
霊魂(れいこん)になって、
死後の世界に行く』
とか、

『生まれ変わって、
いつか また再会する』

っていう…

そういう意味??





その言葉に、

今度は ネック
キョトン顔を
ふき に 向けました。




バカねぇ、ふき

あんた、

『霊』とか
『死後の世界』とか
『生まれ変わり』とか、
信じちゃってんだ??





ネック
鼻で笑われた ふき は、

うろたえつつも
久しぶりに ちょっと
カチン と来て、




い、いや、だって、

ネックさんが
それっぽい事を
言うから…




と、反論しようと
したところ、

「まあまあ」と、

これも 久しぶりに
ミューラー
ほほえみながら
制止されました。








たしかに、

仏教などの
一部の宗教には、

『輪廻転生』
(りんね てんしょう)

という 概念があります。





生物が死ぬと、

その中に宿っていた「霊魂」
(心のようなもの)が、
体から抜け出ていき、

「あの世」などと
表現される別世界に
しばらく滞在した後…





ある日、
何かのキッカケで、

再び 現実の世界に
「別の生命」として
『生まれ変わる』

という 考え方です。



  






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