■『 感謝されたい症候群 』(3/14)





でも…

一番大きかったのはアレかな?

実は最近 うちの会社で、
開発中のゲームの
「テストプレイヤー」 の求人
を出したんだけど…



その関係で、
求人誌 や 求人サイト を
見ているうちに、

『 お客様に感謝される仕事に
ついてみませんか! 』


みたいなコピーを、
やたら目にすることに
気づいたんだ。



…実際、うちに面接に来た
子たちのうち 何人かも、

『 ただゲームを
遊ぶだけでなく、

感謝される仕事が
やりたくて志望しました! 』


みたいなことを
言ってたよ。



商品管理部の社員
である ふき は、

そうした面接の場にも
同席していたのでした。



…短い期間に
そんな経験が続いて、

僕の中にも疑問が
わいてた所に、

車輪くん から、
まさに それについての
相談を受けたんだよ。



『 最近の、やたらと
「 感謝されること 」 を
重視する人々について、

僕は 「違和感」 を
感じてるんだけど、
ふきくんは どう思う? 』


…てね。



で、2人でいろいろ
考えてみたんだけど…

結局、「 なにが原因で、
僕らが 「違和感」 を
感じてしまうのか…? 」

に ついては、

結論が出せなかったんだ…



自分の体験談と疑問を
話し終えた ふき に、

かみね が 感想を
のべました。



う〜ん…
どうなんでしょう?

私は、単純にステキだと
思うのですが…

「 誰かに感謝してほしい 」
という気持ち…



うん…

それ自体は、たしかに
そうなんだけど、ね…



かみね に 同意しつつも、

やはり ふき は 何か、
納得しきれないものが
あるようです。



そんな ふき に、

ネック が ポツリと
こう言いました。






[章の 目次 に戻る]