■『感謝』って
何なんだろう?(11/11)

『本物の「感謝」とは』





『 誰もが 感謝すべき、
歴史的発明品 』


「同じ あだ名」を
お持ちの ご友人が、

ふきくんと
『 感謝 』について
話し合った…





「偶然」といえば
それまでですが、

私は なんだか、

とても不思議で、
うれしい気持ち

なったのです。





かみね が、

ホッと ためいきを
つきました。




不思議で…

すてきな偶然ですね。





いやいや、ミューラー

それは さすがに、
こじつけ でしょ?





そんなふうに
茶化す ネック も、

この 偶然の一致
まんざらでもないようで、


「へえぇ、車輪かぁ…
ふーん…」


と、何度も口の中で
小さく くりかえしています。







この一件についても、
ぜひ 車輪くんに伝えて…

と 思った
ふき でしたが、


はてさて、こんな
「 出来すぎた偶然 」

話したところで、
彼に信じて
もらえるだろうか…??





  





「感謝されたい!」という
欲求が強くなりすぎて、

それが『主目的化』
してしまい、

誰かに 踊らされたり、

自覚なく 誰かに
迷惑をかけてしまう状態…



私は これを、
『 感謝されたい症候群 』
と 呼んでいます。



ちなみに、
「感謝を得ること」自体は、
実は とても簡単です。

『何かが不足している相手に、
その「不足しているもの」を
与えてやりさえすれば』


相手は簡単に、
感謝してくれるもの
なのですから。


でも、そんなものは、
『親切』でも
『善行』でも
ありません。



「それを与えることが
相手にとって
本当に良いことなのか?」

ということまで
キチン考えた上での
言動こそが、

たとえ相手に
感謝されなかった

としても、

『 本物の意味で
相手を思いやった、
価値のある行為 』

ではないでしょうか?





【捕捉】


今回の 物語は、

自分が 2018年7月に行った
「クラウドファンディング」リターン
(支援してくださった方への お礼)
として制作したものになります。


『車輪』というハンドルネームも、
その支援者さんが 今まで実際に
使用されていたものであり、

決して、今回の物語の結末に合わせて、
都合よく改変したものでは無い
ことを
ここに明記したく思います。

( いえ 本当に。 信じて〜(笑))



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